子供の荒れた唇のケアに良かったリップクリームなど

春ですが寒くて乾燥した日が続いたので、子供の唇と口の周りが乾燥して赤くなって痛いと言い出しました。この子は少しでも唇が乾燥すると、舐めるうえに気にして触ってしまうので、放っておくと荒れがどんどんひどくなってしまうのです。

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唇が荒れやすい子にはケアが必要

荒れない子は特にリップクリームもその他のクリームも必要ないのですが、唇が荒れやすい子というのはいるものです。口呼吸しているとか、口の周りを触りすぎるとか、唇や口の周りを舐めたり歯で下唇を噛んだりする癖のある子は、2、3日乾燥した日が続くと唇やその周りが真っ赤になって痛がります。秋から冬、春先まで唇のケアに手が抜けません。

子供の唇のケアにはちみつがダメな理由

すこし年配の方が子供の唇が荒れているのを見つけると、はちみつがいいのよ!などと強引に薦めてくることがあるのですが、わたしはやっていません。

1歳以下の子供にははちみつを与えてはいけないのですが、それ以外、というよりもっと大きくなった子供でもはちみつを唇に塗るのはダメだと思っています。

理由は、自分が子供の頃に塗られて気持ちが悪かったからです。べっとりとしてやたらと甘いはちみつが唇についているのがとても不快で、結局なめとってしまってぜんぜん唇のケアになりませんでした。

わたしは甘すぎるのが嫌いだったのですが、甘いものが好きな子供に塗ったらもちろんなめとってしまうと思います。だからはちみつは唇のケアには向きません。はちみつを塗れ、という方はあのぎとぎとした甘ったるい唇のまま我慢ができるのでしょうか。

はちみつを塗ってラップで何分間か唇を覆ってケアする、という方法を薦めているサイトもありますが、ラップで集中ケアをするならワセリンでもリップクリームでもよいわけです。しかもラップを使うのは危ないので小さな子供には向きません。

自分の子供の頃のはちみつのリップケアが嫌な経験だったので、良いイメージがないのですが、今でもはちみつをリップケアに使うのは自分にも子供にもメリットはないと思っています。

いままで使って良かったケア用品

唇以外でも、アトピーっぽい肌荒れや乾燥肌にとても重宝している白色ワセリン。これは唇にも使えます。薬局で売っているものを唇に塗ってあげています。

その他には、たまたま持っていて使ったニベアのリップクリームが意外とよかったです。

塗り心地は濃厚保湿というだけあって、かなりこってりべっとりした感じになるのですが、自分の唇が乾燥して荒れているときに夜塗ると朝にはきれいになっているリップクリームです。お値段も良心的。

たまたま寝る前に手元にあったので子供の唇に使ってみたら、荒れもすぐに治り、なによりスティク状になっているリップクリームを子供本人が気に入ってしまいました。指で塗るワセリンよりも口紅みたいな形なのでおしゃれに感じるみたいです。

メンソレータムみたいにヒリヒリしないし、匂いもそれほど強くありません。ワセリンよりも持ち歩くのにも便利なので、わたしは外出中に子供用としてもスティックタイプのリップクリームを使っています。

上でご紹介したニベアのリップクリームでなくても、メンソールなしで、香りがきつくなく、あまりなめたくなるような味や匂いでもなければリップクリームでも十分にケアができます。

クリームを塗るタイミング

唇が荒れているときに唇を舐めてしまうと、どんどん荒れがひどくなってしまいます。大人であれば分かっているので気を付けることができるのですが、子供ではそうもいきません。

唇が乾燥していると余計に頻繁に舐めて悪化させてしまうので、少し乾いている、赤くなっていると思ったらすぐにケアを始めるのがいちばんです。

日中にも何度かクリームを塗るのですが、一番よいのが就寝前です。子供が寝てしまえば塗ったクリームを舐めてしまうこともないし、朝まで効果が続きます。お風呂に入って寝る前に塗ってもよいし、気にして舐めてしまう子なら寝入ってからそっと塗ってあげてもよいでしょう。

通常の乾燥による荒れでなくアレルギーのことも

親戚の子供がそうだったのですが、唇の荒れ、というか腫れがアレルギーが原因で起こっていることがあります。アレルギー物質を特定するというのがとても困難な作業で病院でもなかなか見つけられないそうです。

唇の荒れがあまりにひどい場合には、よいお医者さんに相談してみるのもよいかもしれません。