抱っこ紐で赤ちゃんの”転落事故多発”外国製が悪い?

相変わらず夏休みで大変中なんですが、赤ちゃんの抱っこ紐の事故のニュースがとても他人事とは思えないので、ニュースについて思うことをどうしても書きたくなりました。

抱っこ紐の事故は今にはじまったことではなく、わたしが抱っこ紐(エルゴ)を使うようになった4年ほど前から正しい使い方を喚起する記事はちらほら目にしていました。それがきのう、2014年8月4日に大きくニュースに取り上げられました。最初はNHKと産経からだったと思います。

このニュースおかしいです。記事を読んでも、動画ニュースを見ても、重要なポイントがぼやけていてさっぱり分からない。ニュースで目に付く抱っこ紐はエルゴ。お母さんたちの意見を聞いている時も出てくるのはエルゴ。紹介している場面も使っているベビーの人形にエルゴのロゴ。やたらとご立派な報告のシーンとか、いかにもわざとらしいお母さんたちのインタビュー。

抱っこ紐といってもたくさんの種類があるから、真面目に注意喚起するならスリングなのか、エルゴタイプなのか、ベビービヨルンのようなタイプなのか、事故が多いという抱っこ紐のタイプは具体的に示さないと意味がない。

わたしが使っていて安全で使いやすいと思っているエルゴだって、ベルトをしっかり締めないと危ないし、膝を曲げずに深く腰を曲げて地面近くのものを拾う姿勢になるなんて、ありえない。それでは赤ちゃん落ちますよ。

ベビーカーで肩身の狭い思うをすることが多いのに、こんな適当な報道のしかたで抱っこ紐の使用までひとくくりに悪者にされそうで、それがとても不愉快です。

報道では、日本製の抱っこ紐は安全についての説明が示されているけど、外国製は説明が不十分とか言われてる。外国人の体格に合わせてあるので日本人に合わないって、ベルトを調整しなかったら体格もなにもないですよね。これは国産抱っこ紐の事故は起こっていないということ?事故の件数に日本製と外国製で差がみられたということ?だったら使われている商品の数と事故の割合が知りたい。

具体的に危ないという根拠になっている事故のデータを具体的にみてみると、これまたとても変。東京都で5年間に入院が必要な事故が26件。つまり1年間に5~6件。これ、事故が相次ぎ東京都が注意喚起が必要、安全指針の策定が必要っていう件数ですか?うつぶせ寝の危険とか、スイマーバなど他のベビーグッズの怪我とか、いまデータを拾ってきて比較する時間と気力がありませんが、使われている数からいけば意外と少ないと思います。

抱っこ紐は小さな赤ちゃんや子供を抱っこして高いところに固定して動くためのものだから、使い方に注意が必要なのは当たり前。実際にわたしも以前書いていますが危ない、と思ったことはあります。特に上の子が幼いとそういう場面が増えます。自分がエルゴだから他のエルゴユーザーにも目がいきますが、しっかり装着していない人も見かけます。

まずは、事故が起こる原因になりますから、抱っこ紐使用の際は使用説明書を読んで正しく使いましょう。

ってことでいいじゃないんでしょうか。製品自体が危険ならリコールでしょう?エルゴは安全で使いやすいから口コミでこれだけ長い間売れ続けているんですよ。

以下、最初に出た報道です。↓

「抱っこひも」事故相次ぎ 安全対策提言へ
8月4日 18時40分

抱っこひも転落事故116件 防止目指し東京都が対策策定へ
2014.8.5 00:03

“偽エルゴベビー 落下の危険も”

“抱っこひも「エルゴベビー」の偽造品、落下の危険も”という見出しで2015年2月3日にエルゴの偽物問題が大きく取り上げられました。エルゴに偽物が沢山出回っていることは何年も前からかなり有名な話です。なので絶対に本物が欲しいという方であれば、正規のルートで購入しているはずです。


安心の正規品が確実に手に入ります

偽物でも気にしないし、ちゃんと使えるなら安いほうがいいと考える方がネットで購入しているのだと思っていました。だから今更これがなぜこんなに大きなニュースになるのか不思議なんですけど、本物だと思って偽物のエルゴを購入する方が多いってことでしょうか。でもそれにしてもこの記事も前回の外国製抱っこひも叩きと同じく変だと思います。

というのも、落下の危険があると書かれているのに、実際の落下の事例がはっきり書かれていないからです。本当に事故になったのが偽物だったからなのか、その場合は何ヶ月の赤ちゃんで、抱っこひもをどうやって使っていたのかなど具体例が何一つ書かれていないのです。偽物にも色々と質の違いがあるでしょうから、どのモデルでどんなカラーだったとか、どんな価格で売られていたとかも知りたいです。

以前に抱っこ紐を正しく使わないと赤ちゃんの落下事故が起こって危険だと騒がれましたが、そのときには偽物や本物の話は一切ありませんでした。本気で赤ちゃんの安全を考えての報道ならばそのあたりもしっかり比較検証するはずではないでしょうか。

大阪市の主婦が開設したブログを引用して、ブログで偽物への注意を呼びかけていると書かれていますが、バリューコマースのアフィリエイトが張られたブログのことですよね?これしか偽物エルゴのトラブルのソースがない?それがNHKや大手メディアで配信されるニュースの根拠になってしまうんですか?

偽物エルゴでは「バックルがすぐに壊れた」とか「突然ベルトが切れ赤ちゃんが落下した」とかいう例があると大阪市の主婦のブログ主の独自アンケートであったそうですが、それって買った人は販売したショップに苦情を言って、さらに消費生活センターなどに相談する必要があるのでは?そしてそんな危険なケースが具体的にいままで何件あったのかが非常に気になります。

ネットで出回っているものを無作為に買って60%が偽物とのことですが、メーカーのオンライン販売や店頭販売なども含めた全エルゴの何パーセントくらいが偽物で、さらにその何パーセントくらいが危険な偽物エルゴなのかくらいつっこんで欲しいです。偽物エルゴの事故事例がそれほど多いのなら偽物対策のためのホットラインが開設されてもよさそうです。しかも本家サイトには偽物の相談は受け付けません、と書かれていますよね。相談が多数寄せられて大変なことになるからだとは思うけど、高額でこんなに沢山売っておいて、これはこれで感じ悪い。偽物との見分け方や事故のデータを公式が出してもよいくらいだと思いますけど。エルゴ360なんてアホなエルゴを開発販売するくらいならそういうところにお金を使って欲しかった。オリジナルエルゴは今も使っていて好きだけど、企業としては???です。

こんなにまた騒がれるとネットで購入した方は自分のエルゴが偽物か本物か心配になる方もきっと沢山いますよね。偽物は3500円から9980で売られていたそうですが、3500円を正規品のエルゴだと思って購入する人は少ないでしょう。偽物だって本物と区別がつかないようなものもあるようですが、本物のエルゴと何もかもそっくりにしっかり作られている物はどうしたらいいんでしょうか。

オンラインショップで安く売られているエルゴと違って、正規品は確かにお高いですが、わたしのオリジナルエルゴは子供3人の使用にも耐えましたし、ひとりめからほぼ毎日使っていましたからお値段だけの価値はあったと思います。安全にかかわるものだから、高くても正規品を使いたいとわたしは思ったし、まわりにも勧めています。

けど、この報道は正直どうとらえたらよいのか分かりません。偽物でも本物と大体同じで安いならそれでもいいや、とオンラインショップでエルゴを安く購入した人には、強烈な脅しですよね。バックルが壊れる、突然ベルトが切れて赤ちゃんが落下とか言われたら。だからこそ偽物がそんなに危険なら根拠となるデータをしっかり出してくれないと感じ悪いです。

とりあえずこの記事からは、安い偽物エルゴを買わずに、高額な正規品のエルゴを買いましょう、っていうふうにしか読み取れませんでした。

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