カンジダ膣炎の再発は自然治癒でも治る?治らない?

30代になるまでカンジダ膣炎になんてなったことがなかったと自分では思っていました。でも、最近になってよく考えたら少々痒いと思っても風通しのよい下着や服を着ていたら治った、っていうのが軽いカンジダだったのかなと。それだと若くて元気な頃には自然治癒していたっていうことですよね。でも病院に行って調べてもらったりしなかったので、今となっては分かりません。

このところ夜泣きとか色々あって、だからといって朝は遅めに起きる、なんてことはできないので、しばらく寝不足が続いていました。そこにちょうど生理がはじまって、なんとなく痒くて、生理用品のナプキンやタンポンにかぶれたのかなと思っていたら、カンジダ膣炎でした。

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エンペシドがカンジダの常備薬

わたしは生理ナプキンやタンポン(の紐?)にかぶれるだけでなく、カンジダ膣炎の薬にも種類によってはかぶれるという面倒な体質のヒトですから、薬にも気をつけなくてはいけません。カンジダ治療の薬でひどい痛みが起こって痒い上にさらに大変な目にあった事があります。今回は再発用にもっていた薬があったのでひと安心。おまたがとてもとても痒いのに手元に薬がない時の不安な気持ちってたまりません。


有効成分がクロトリマゾールのものがわたしには合っているようです。旅行にも持っていくくらいの常備薬です。カンジダの薬は再発であればという条件で病院に行かずに買うことができます。夜に悪化することが多いのでなってから買うのではなく、わたしは買っておきます。

妊娠中と授乳中に再発しまくり

妊娠出産の間にもう何度カンジダになったか。たぶん3回の妊娠出産とその後の授乳期間で5回以上カンジダになっています。(3人目の時はカンジダ以外にもあちらこちらが痒かったので、全身の痒さとの戦いでした。)妊娠中にカンジダの治療で膣錠を使うのはなんだか嫌な気がしましたけど、実際、妊娠にも赤ちゃんにも影響はありませんでした。そういう時期ならともかく、もう授乳も終わって半年が過ぎているのにまたなったのは正直ちょっとショックです。

カンジダ治療の民間療法

カンジダ膣炎って昔まだ薬がなかった頃は一体どうしていたのかしら、自然治癒していたのかな、それともハーブとか何か特効薬があったのかな、あるいはどんどん痒くなって大変なことになって最後は死んでしまったりしたような時代もあったのかしら、とか痒くて眠れないときはいろいろ余計なことを考えてしまいます。経験した方は知っているでしょうけど、とにかくとても痒いです。

ウォシュレットのビデを使って頻繁に水で洗うとか、タンポンにプレーンヨーグルトをつけて入れるとよいとか、試したこともありますがダメでした。乳酸菌の膣座薬もありますからそれなりによさそうと思ったんですけどね。若干楽にはなりますが治らない。薬がないときの時間稼ぎにはなるかもしれません。F

これはフェミニーナ軟膏と同じで、痒みをごまかしても、カンジダだと痒みすらごまかしきれずに悪化するだけです。(フェミニーナ軟膏は元々カンジダでは使わないように書いてあります)

経験上、激しく痒い状態にまでなってしまったら恥ずかしいとか、忙しいとか言っていないであきらめて病院に行くことをお勧めします。病院が嫌なら再発ということで薬局やネットで薬は買えますが、いちど診断を受けていないと他の病気や感染症かもしれません。

カンジダの発症と症状

わたしがカンジダにかかると最初のうちはあら、ちょっと痒いかな?とか、痛いかな?という程度で、ある日突然、夜中にたまらなく痒くなってこれはカンジダだ、と思って病院に行ったり、薬局に行ったり、手持ちの薬があれば自分で治療するのが定番パターンです。

おりものも激しく痒い段階になるといわゆるチーズみたいな感じになるんですけど、その前だと少し白っぽいとか量が少しいつもより多めくらいでよくわからない。おりものが変だなと感じる期間が2週間とかそれ以上続くこともありました。そしてやってくる夜中に痒くなる日。

そこまでひどくなる前に自然治癒していることももしかしたらあるのかもしれません。いずれにしても、経験からいうと、猛烈に痒くなってしまうと自然治癒なんて絶対無理だと思います。

自然治癒にこだわって悪化させない

カンジダになると自然に治せないというのはなぜかとても悔しい気がするんですけど、適切な薬を使えば痒みはその日のうちにずいぶん楽になって、2、3日薬を使い続けると猛烈な痒みがウソみたいになくなります。薬の種類と量によっては一回膣錠を入れるだけで治療終わりっていうものもあります。

カンジダは性病ではなくどこにでもいる菌

カンジダは性病ではありません。そこらへんにいる菌で、体調が悪かったり、抗生物質などの薬で膣内の菌のバランスが崩れてカンジダ菌が増えてしまい発症します。腸内にもいるのでトイレで大の後は特に拭き方に注意して菌が入らないように気をつけます。

でも、気をつけているんだけどなっちゃうんですよね。それだけではないのだけど、砂糖や小麦を沢山摂取するとよくない、とかかりつけのお医者さんには言われました。わたしはもしかしたら甘いものの食べすぎなのかもしれません。

甘いものはカンジダ菌も好きらしい

トイレで大をした後の拭き方と、産後で痔の具合が悪いとき

腸の中にもカンジダ菌はいるので、トイレで大を済ませた後には、くれぐれも気をつけて拭かないと、菌が膣の中に入ってしまうかもしれません。

それ以外でも、産後で痔が悪いとおしりのほうの閉まりも緩くなっているかもしれません。実際に身内の痔が悪い人でおしりが痒くなったので病院で診察してもらったら、しっかり閉まっていないのでそれが原因でかぶれたのだろう、という話も聞いたことがあります。あまりにかゆみが強いので、何かの病気かと心配だったそうです。

ウォシュレットで流す、ウェットタイプのトイレットペーパーを使う、拭き方に気をつける、ライナーやナプキンはこまめに替える、下着もこまめに替えるなど、清潔をこころがけるのも大事かなと思っています。

スキニーパンツはカンジダを招く?

最近はスカートよりもジーンズやレギンスなどを履くことが多いから蒸れやすいのかもしれません。下着はコットンでもやはりぴったりしたスキニータイプのパンツ類は蒸れます。

スキニーはカンジダに悪い?

それだけじゃなく擦れて悪化する気がします。素人の直感的な意見ですけど、着る服(風通し)はたぶんとても重要です。若い頃はスカートが多かったし、ジーンズや他のパンツ類も太くて緩めで今みたいにぴったりしていませんでした。頻繁にカンジダが再発するようになって、スキニータイプを減らしていますが、特にヒートテックパンツを履くのをやめました。ぴったりしている上に暖かいのが特に悪化させている気がするからです。

産婦人科を嫌がらない

産婦人科は10代の若いうちはすごく抵抗があって一度も行ったことがありませんでした。初めて行ったのは26歳だったかな?立てないくらいの激しい腹痛が数時間続いて友人たちに無理やり連れて行かれたのでした。けど、子供を産んだりするようになれば当然のように通う場所です。医者はすっかり見慣れているのでたぶん歯医者さんとかと似たようなものです。でもデリカシーのないとても失礼な医者もヤブ医者もいるので、事前にまわりのヒトに聞いて評判を調べてから行く病院を選んだほうがよいと思います。女医さんだから女性の気持ちが分かるかと言うとそうでもないケースも多いので、その辺りは事前によく調べましょう。

カンジダ膣炎イメージ

とりあえず痒いのが収まると雲の切れ間から光が差してくる、みたいな幸せな開放感をかみ締めます。病院で診察してもらって薬を処方してもらっただけでも気分からか痒みがマシになった気すらします。

妊娠と授乳の期間が過ぎたら

最後の子供を産んで2年経ちましたがカンジダはここ1年やりませんでした。わたしの場合、妊娠中と授乳期間中に特にカンジダにやられやすかったようです。それ以外にも、皮膚の痒みや蕁麻疹などにも悩まされていましたから、もしかしたら出産を期に体質が変わってしまったのかもしれない、と不安でしたけど授乳を終えてしばらくしたらまた体が元に戻ったみたいです。

カンジダの常備薬はまだ怖くて手放せませんけど、とりあえずしょっしゅう体のいろんなところが痒いというのが収まって嬉しいです。

生理中のカンジダの治療はできるのか

カンジダ膣炎は今までに何度も罹っています。妊娠中だけでなく、授乳中も、それ以外のときも抗生物質を使ったり、疲れているとなりやすい。一度、様子がおかしい、と思ったのが生理の直前で、カンジダだと確信したと同時に生理がはじまってしまったことがあります。

生理中はカンジダの症状がおさまる、との記述をネットで見たのですが、わたしの場合は生理中でもまったく症状が治まった感じがしませんでした。普通のカンジダになった時と同じように痒くて、特に夜中から明け方にかけてが痒いのです。

膣に入れる錠剤の使用は生理中は経血と一緒に流れてしまって、意味がないということなので、錠剤は使えませんが、外側も痒い場合は塗り薬は使えます。クロトリマゾールの軟膏をわたしは生理中に使って、生理が終わってから錠剤を使って治療を受けました。

その痒み、アレルギーかもしれません

カンジダ膣炎の治療をして、一旦は治ったはずなのに、痒みがまたぶりかえしたり、続いたりした場合は、カンジダ膣炎の再発ではないかもしれません。痒みの種類や、症状がなんとなく違う、と感じたらアレルギーも疑ってみてください。

  • 下着を洗濯している洗剤
  • コンドーム(ゴムアレルギー)
  • 潤滑剤の成分
  • タンポン
  • 生理用ナプキン

特に、タンポン、コンドーム、潤滑剤は内側に炎症が出る可能性が高くなるので、表面だけでなく内側に痒みが出やすくなります。

原因不明で、カンジダのような、カンジダでないような、みたいな痒みが続く場合は何かにアレルギー反応を起こしている可能性もあります。

わたしはメーカーによっては生理用ナプキンにばっちりかぶれます。たとえ半日でも肌に合わないものはだめ。液体洗剤で下着着用の部分全体が真っ赤にかぶれたこともありました。