トリップトラップと相性のいいスタイ(お食事エプロン)

子供にもよりますが、1歳をすぎると自分で食べ物を口に入れて自分で食べたがるようになってきます。こうなると必要なのがしっかりした椅子とスタイ(お食事エプロン)です。

うちはストッケのトリップトラップにベビーガードを取り付けて食事をしています。いままで自分で買ったり、いただいたりしてありとあらゆる種類のお食事エプロンやスタイを使ってきましたが、そのなかで使いにくい、使いやすいと思うタイプをご紹介します。

Contents

つかみ食べの時期にシリコンタイプはあまり向かない

離乳食の頃はあまり動かないタイプの子なら下にポケットのついたシリコンのスタイが便利だったりもするのですが、自分で食べるようになるとポケットに溜まった汁物がスタイを持ち上げてしまった時にダラダラとこぼれてしまったりして訳に立たなくなってしまう、というか逆に困ったことになったりするのです。

シリコンのポケット付きのタイプは長さも腰の上までのタイプになりますから、下半身はほぼノーガード。液体を豪快にこぼせば一発でびしょびしょになります。これは普通のスタイも同じですね。

つかみ食べはやらせない派、という方たちもいらっしゃいますが、うちの子たちを見ているといったいどうやってつかみ食べをやらせないなんてことが可能なのかまったく分かりません。できることならわたしもやらせたくないけれど、わたしがこぼさないように食べさせようとすると泣いて怒るので自分でも食べてもらっています。

シンプルだけどガード力の高いお食事エプロン

1歳代でこういう状態のときに便利なのがロングタイプのお食事エプロン。布の防水素材でシリコン素材と違って薄くてやわらかいので体にほどよくフィットします。

これが友人からいただいたお古の中に2枚入っていて、追加で買いたかったのに名前が分からなくて探すのにとても苦労したものです。”スタイ ロング”とか、”スタイ ロングタイプ”とかいろいろ探したら、”スタイ”ではなくて”お食事エプロン”という名前で売られていることが分かりました。

 
幼児のお食事用エプロンの品揃えがよいショップ(楽天)
入学シーズンだからかいま品切れ多いですけどここは安くてかわいいデザインたくさんあります。わたしはブルーのチェックとネイビーのドットがすき。

食事エプロンロングタイプには吸盤付き商品も

このロングタイプのお食事エプロンには吸盤付きで机に固定できる、というタイプもありますが、ベビーセットを取り付けたトリップトラップに座らせるときは必要ない気がします。

このエプロンを前に垂らして椅子を机の前にぴったりつければ間にエプロンが下がった状態で固定されるので子供も自分でひっぱったりしにくくなります。

長袖か、袖なしか

これは親や子供本人の好みだと思うのですが、わたしは袖なしが断然好きです。ロングタイプでも袖なしだと、使って汚れた後も拭いておけば毎回洗濯しなくてもだいじょうぶ。(わたしの基準では)これが袖付きだと拭き掃除をする部分が増えて面倒です。

袖付きだと夏は暑いし、半そでなら袖の部分はそれほど汚れません。長袖を着ているときは食事の前に袖を折り返しておけば汚れても拭けばすぐにきれいになります。

袖があると腕の長さで使える時期が限定されてきますが、袖なしなら大きくても小さくてもあまり関係なく長く使うことができます。

ポケットはトリップトラップで使う場合は机とガードにはさまれてまったく機能しないので、使った後の洗濯を考えるとポケットなしのほうがよいくらいです。

トリップトラップと食事エプロンの組み合わせの注意点

ロングタイプのお食事エプロンを使うと飲み物やお味噌汁などの液体はそのまま下に流れます。足をのせるボードがしっかり足に届く状態にして使うのが本来のトリップトラップの使い方なのですが、うちはあえて足がつま先しか着かないくらいに下げてあります。

こうしておくと、液体が足のせ板に溜まったときに足で踏んだりはね飛ばしたりするのを防げます。さらに立ち上がってしまうのも防げます。説明書的には間違った使い方ですが、ベビーセットを使っている間はわたしはそうやって足のせ板を下げたままにしています。

トリップトラップの足をつくようにして自由につかみ食べをさせる場合には、靴下を脱がせてはだしにしておくことをおすすめします。

お食事エプロン装着のときの注意

前面だけにもかかわらず、ほぼ完璧にガードする優秀なお食事エプロンのロングタイプにも欠点があります。それは首周り。後ろはマジックテープでとめるだけなのですが、細い、体が小さい子の場合はマジックテープの調整幅がほとんどない(わたしが持っているタイプは)ので首がゆるゆるになってしまうことがあります。

首のところが開きすぎていると、水分があごを伝ってエプロンの内側に流れてしまうことがあります。首周りがゆるくてすきまが開いてしまう場合は、クリップや洗濯ばさみですきまができないように調整してあげると防げます。

ロングタイプのものにはなぜか食べこぼしキャッチのポケットがついているのですが、これはわたしはまったく不必要だと思っています。トリップトラップではなくテーブルだと役にたつのかもしれないですし、わたしほど豪快に飲み物も汁物もなんでも自分で食べたり飲んだりさせることを想定していないのかもしれません。

3人目だからというのもありますが、1歳をすぎたので、最近は食事のときは普通に割れない食器に入れて自分で食べさせています。器ごと床に落ちたら拾ってまた食べてもらう、液体を机の上にひっくり返したら、溜まってる分はコップにまた受けて飲んでもらう、みたいなすごい世界。

ポケットは洗濯の邪魔でしかないので、気分によっては裏返しにして着用していたこともあります。その後拭けば洗濯しないで2、3回使えるので。それでも普通に使えるんですけど、気分的に裏返しに着させるのっていやなんです。ポケットなしのロングタイプがあったらいいのに、と思います。

服は汚れないけど床と椅子はすごく汚れるお食事エプロン

このお食事エプロンをメインに使うようになって、服はトップスもボトムスもすごく汚れが少なくなったけど、床とテーブルの側面はものすごく汚れるようになりました。

床には液体が水たまり状態だし、ご飯もあまりくっつかずにコロコロと下まで落ちやすいようで、子供に自分で食事をさせた後はとにかくすごい状態。床に散乱したものを踏まないように子供に近づいてエプロンをはずし、後ろから子供を抱いてきれいな部分の床に子供を下ろしてます。

掃除はキッチンペーパーと、絞った雑巾、乾いているときはほうきと塵取りです。椅子本体もかなり汚れるので、座面部分のクッションはつかみ食べの練習中は最初からはずしています。食べるのが上手になってからまた取り付けてあげます。そんな感じなのでトリップトラップの専用クッションってうちは買わなくてもよかったかな、と思ってます。

普通のスタイと違って、ロングタイプのお食事エプロンを使うと美容院のケープ状態で、とにかく床に食べ物がきれいに落ちるので、レストランなどの外食や、お友達の家で使う場合は床チェックをお忘れなく。

長袖お食事エプロンの使い方

うちは食事には袖なしロングタイプを愛用していますが、筆を使って絵の具で絵を描くときに長袖タイプのお食事エプロンを使っています。染みは取れなかったりしますが、洋服は汚れないので便利です。

よだれかけとしてのスタイが必要な赤ちゃん

お食事エプロンがいくら便利でも、よだれの多いタイプの赤ちゃんに普段からこれをつけてしまうと困ったことになります。食事は食事用、よだれ吸収用はよだれ用としてうちには大量のスタイがあります。よだれが出ない子にはまったく必要のないものですが、よだれが多い子は1日に何枚も新しいスタイに替えてあげないと洋服がびしょびしょになって梅雨時に乾かない洗濯物みたいな匂いが漂いはじめます。そういう子には吸収力がしっかりしていて、防水層がある(下の洋服が濡れない)スタイを用意してあげてくださいね。

1歳のお誕生日プレゼントに

とても便利なロングタイプのお食事エプロンなので、保育園の入園祝いとか、1歳のお誕生日プレゼントとかにもらったらわたしはとてもうれしいです。値段もお手ごろだしデザインもいろいろあるので選ぶのも楽しい。袖なしタイプなら2歳になっても3歳になっても体格に関係なく着用できるから、かなり長く使えます。