性格が悪い子供と、その母親、、、子は親の鏡?

年長さんはいよいよ卒園で、入学準備もあって慌しい雰囲気になってきました。そんな中ですこし揉め事があったのですが、その中心にいたのがとても性格の悪いお子さんと、そのお母さん。お子さんの性格もあって、いままでそれほど親しくしていなかったのですがトラブルに巻き込まれてしまいました。

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言いつける、ウソをつく、わがまま

そのお母さんはいつもニコニコして人当たりがよく、言われたことも断らず、親しくしている方も多いのに、そのお子さんは少々難しいところがあります。子供同士で遊んでいても、その子が入ると、急にうまくいかなくなります。

見ていると、基本的にわがままなので、自分の思い通りにならないと自分ひとりが外れてしまうのですが、まったくひとりで遊ぶのも嫌なので、また近づいていってこんどは一緒に遊んでいる子供たちの邪魔をしはじめます。

小さいながらもわりと巧妙にやっているので、よく観察していないと誰が悪いのか分かりにくいのです。でも根気よく邪魔に入るので、最後は仲良く遊んでいた子供のひとりが怒って追い出したり、きついことを言ったり、突き飛ばしたりする、というか、そうなるように仕向けられるというか。。。

そうなればその子はすぐに親たちのところにやってきて、自分から見た事の成り行きを詳細に説明し、他の子供たちが親から叱られる、というパターン。

巧妙とはいえ子供がやることなので、親たちもだいたい分かっていますが、かなり気をつけてしっかり観察していないと分からないので、大人もだまされてしまいます。

性格が悪い子の親もかなり性格が悪かった

そんなお子さんではあったものの、お母さんは最初に書いたようにいい人という評判だったのですが、ある共同作業で思わぬ性格が露呈しました。

詳細は書きませんが、あの子の性格はあのお母さんに似ていたのか、と思えるような行動をとったのです。何人かが関わっていたので、その結果ふたつのグループに分かれてしまいました。表面的には穏やかですが、裏でわだかまりができてしまい、とても後味の悪い状況で決着がついたというか、うやむやなまま流されてしまいました。

母親同士でこんないざこざに巻き込まれたのは、実はわたしは今回がはじめて。陰口とか裏切りとか、そういうものも学生時代には経験がありますが、将来もどこかで一緒になる可能性が高い母親たちの間で、些細なことでこれほどの一大事になるとは。

子は親の鏡ではない、と思ってきたけれど

例えばうちの子供たち3人の性格はぜんぜん違うし、多動傾向のあった上の子のこともあるので、子は親の鏡、という考え方はわたし自身がそう思われたくないというのもあって、必ずしも当たらない、と思っていました。

でも今回のことでその親子がそっくりな行動を見せたのを目の当たりにして、あながちハズレでもないのかもしれないと思いました。子供も親も共通の遺伝子を持っているとはいえ、別個の人間です。それでもあの親子の行動は似すぎて寒気がします。違いは大人だからやることがより巧妙で、LINEやメールや電話などの情報伝達手段も駆使し、自分の仲の良いほかの人たちも使って情報操作に奔走した、というところでしょうか。

何が気に障ったのかは謎ですが、普通に話し合えばトラブルになるはずのない些細なことで、これほど大勢の人間を巻き込んで仲間はずれを作ろうとしたことに驚きます。巻き込まれたみなさんも表面上は穏やかになりましたが、要注意人物という認識だけははっきりと残りました。金輪際二度と関わりたくない親子です。

年齢が上がってくるに伴って問題も大きくなる

子供が3、4歳とまだ幼いうちは、お子さんの性格に問題があると分かっても、気にしなければつきあってゆけるのですが、5歳以降になってくるとそのままお付き合いを続けるのが難しくなってきます。

しつこく文句を言う、ウソをつく、家の中のものを勝手にさわる、注意しても言うことを聞かない、グループになって他の子をいじめる、等々。しかもそういう喜ばしくない行為は他の子供に伝染してしまいます。

以前に、おしゃべりが得意で、あることないこと大人に話して回るお子さんと一度遊んだだけで、下の子がその話し方や内容を真似するようになって大変困ったことがありました。上の子だけでなく、下のふたりにも影響が出ます。影響から抜けるのに2週間ぐらいかかった記憶があります。

親との関係だけでなく、子供同士の関係、そのきょうだいとの関係も絡んで人間関係がかなり複雑になってくるので、新しい方と知り合って仲良くなるまでにとても慎重になってきました。4月から上の子も小学校。新生活なのでお付き合いをする方たちも変わってきますが、しばらくは親も子も気苦労が増えそうです。

トラブルを避けるために(追記)

小学校に入学早々に学校の同級生や、人によっては上級生とトラブルがあった、という話を耳にします。こんなに小さい子がこんなに性格の悪いことを言ったりしたりするなんて、信じられない、というケースがいくつもあります。

そしてそんな子供の親はやっぱり同類というか、何かしらの問題があってそういう通常では考えられない子供の言動となっている気がします。

まずはトラブルを大きくしないために、親も子も極力そういう親子に近寄らない努力をしていますが、トラブルメーカーはそういう環境のなかでもトラブルを起こすからトラブルメーカーな訳で・・・。とにかく慎重にまわりと協力して地道に解決を図るしかありませんね。

無視、絶交、嫌がらせなど大人げのない人たち

世の中には自分とまったく人付き合いのやり方が違う人たちというのは存在して、そういう相手にとっては自分がとんでもない人である、というように見えるのですね。

わたしは自分の友人などでもそうですが、知っている人を無視したり、絶交したり、意図的に陰口を広めて嫌われるように仕向けたり、などということは自分からやるタイプではありません。でも、世の中にはそういうことが大好きに見える人たちがいます。

子供をも含めた人間関係はとても複雑で、最近はLINEなどを使って悪口が広まったりすることもあるので、回りでも、合わない人たちが衝突したときの騒ぎは相当なものです。

自分が中心であっても、他人が中心であっても、わたしは揉め事を大きくすることだけは避けたいし、子供たちにいやな雰囲気が伝わってしまうことは最悪だと思います。それでも、わたしが理解できないような陰険さで揉め事を大きくする人というのも存在します。

気をつけていてもそういう争いの種としての生きがいを感じているような人とかかわってしまったということで、争いに巻き込まれてしまうこともあります。

以前と違ってわたしはそういう人と、以前よりはっきりと距離を置くことができるようになりました。もちろん痛い目にあって学習したからです。無視はしないけれど、最低限の会話はするけれど、それ以上にこちらの生活に入り込ませないようにすること。自分と子供を守るためにそうしなければいけない時がある、ということが分かったからです。

絶対に同じになってはいけないけれど、防衛はするべし

自分にとって嫌な人だからと言って、悪口を言ってまわれば自分も同じ嫌な人。かといって、いい人の振りをして自分が被害者のようにあることないこと周りに話されては、自分が「嫌な人」にされてしまうかもしれません。

わたしは、口が堅く、信頼できる人がいれば、そういう人たちには自分の立場を説明しておくようにしています。そういう時のためにも、ある程度の他の人たちとのお付き合いは大切です。

人数が集まれば嘘も本当のように聞こえるかもしれませんが、そういう人たちはどこかで報いを受けるもの。仕返しをしては完全に同レベルです。自分の出来るガス抜きをして、適度に距離を保ってやりすごします。

まだそこまでには至ったことがありませんが、仮にまわりが全部どうしようもなく、表面的に付き合うことさえ無理であると判断すれば、引越しなども含めて全力で別世界に逃れられるようにすると思います。

逆に、まわりが自分に賛同してくれたとしたら、悪者になっている人を追い詰めすぎないように気をつけます。

悪い行いの報いは本人に返ってゆく

自分が陥れられたような八方ふさがりと思える状況になってしまったとしても、まわりで分かってくれる人には分かってもらえているものです。わたしにひどく迷惑をかけてくれた人は、その後も別の人とトラブルを起こし、さらには以前にトラブルを起こした人の話も耳に入ってきたりして、結局その性格の悪さをかなりの人が認識するところとなりました。

仕返しをしようとか、悪口を言ってうさばらしをしたいとか、正直そういう気分になったこともありましたが、ごく親しい人に愚痴った程度で我慢してよかった。

合わない人、意地の悪いと思う人と無理に仲良くなろうとするよりも、前向きに自分と価値観が合う優しい人とお付き合いができるように努力するほうが、お互い幸せだと思います。

なにをどうがんばっても相手は変わらない(追記)

自分や子供と根本的に合わない相手とうまくやっていくことを期待しても時間の無駄だと思います。隠してはいても根本的に悪意がある、とはっきりしていても、親はいい人そうだったりしても、トラブルがある場合は基本は同じ。

話し合ったり、先生や他の人たちをまきこんで解決策を探ったり、できることはあるのかもしれませんが、可能であれば、分かった時点で全力で逃げること。なるべく安全な道を逃げ切って生き残ること。

学校で子供同士のトラブルから半年以上もいろいろ悩んで、結局市立小学校の編入を決行した友人親子を見ていて、思いました。

逃げるが勝ち。

辛い思い、悔しい思いをばねにして、編入のための受験勉強に励み、新しい居場所を見つけた親子はとても晴れ晴れとしていました。