買って後悔した不人気パズルと、人気パズルの違い

子供によって時期は前後すると思いますが、大体3歳代ぐらいでパズルブームがやってきます。自分でピースをあわせて絵柄を完成させられるようになると、それが楽しくて何度も何度も同じパズルで遊ぶ。

あまりよく考えないで適当に買ったりお古を貰ったりしたパズルですが、子供に気に入って長く遊んでもらうためには、選ぶときには注意が必要だということが分かりました。

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子供に不人気のパズル

好みには個人差があると思いますが、うちの子供たちに絶賛不人気のパズルをご紹介します。わたしが自分でやってもちっとも楽しくないので捨てようかと思いながらもなんとなくまだ末っ子もいるから、と残してあるパズル。でも上のふたりはほとんど遊びません。

パズル本体の絵と台紙の下の絵が2層

子供がこのタイプの板パズルで遊ぼうと、台紙からパズルを外してバラバラにしたときは目を疑いました。パズルの絵以外にも下に別の絵が印刷されているのです。その絵がパズルの絵と似ていて少しだけ違う。これが邪魔で見ないようにしないとパズルがなかなか完成できない。

不人気パズル絵が2層

一体どういうコンセプトで台紙に別の絵を印刷してあるのかまったく理解できない代物です。3歳くらいの小さな子はこれに気を取られて完成させるの自体も難しくなります。難易度を高めるためというか単に邪魔で目障り。自分でやってみてもイライラして、パズル遊びの楽しみをぶち壊していると思います。

板パズル絵が2層 板パズル絵が2層2

このパズルは、そのほかにも欠点があって、直線のカットが多いので外側のパズルと内側のパズルが子供には見分けにくい。こんなピースの大きな板パズル遊びをするのはせいぜい幼稚園の年長ぐらいまでだと思いますから、どういうコンセプトでオモチャを作っているのか理解に苦しみます。

パズルのピースのカッティングが変で難しい

こちらは別の不人気板パズル。絵自体は子供たちが大好きなくまのプーさんがかわいいのですが、ピースの形が問題です。鳥や雲や木の形になっているのがわかるでしょうか?

ピースの形が気になる板パズル1

これは一応パズル自体の絵柄にあわせたピースの形にしてあるのでしょうけど、残念ながらその工夫がパズル遊びの楽しさをぶち壊します。上の絵柄が2層タイプもそうですが、パズルは絵自体の完成を楽しむものなので、そこに別の要素が加わっても楽しさは加わりません。単に邪魔なだけ。

ピースの形が気になる板パズル2

プーさんの持ってる蜂蜜のツボや右上の木のところみたいに、微妙に図柄にあわせてピースをカッティングしてあるのも、ピースをはめて気持ちがいいかというと、そういうことはぜんぜんなくて、なぜか気持ち悪いのです。作る側の事情は知りませんが、子供のおもちゃにこれは迷惑。

ピースの形が気になる板パズル3

画像はありませんが、別のパズルは、まっすぐのラインが多いピースが多すぎて、とても難易度が高くなっています。パズルをするときは、まず、4つの角ピース、その次はまっすぐのラインがある外側、それから内側とやると簡単なのですが、まっすぐの辺のピースが真ん中に混じっていると、小さな子供には難しすぎたりするんです。

結局、子供に人気のパズルは・・・

ジグソーパズルは小さくても楽しい

うちの子や遊びに来る子供たちにいちばん人気のパズルは結局ジグソーパズルです。大人がやるような細かいピースのものではなくて、大きなピースで36ピースとか、48ピースとか。60や64ピースというのも5歳児はやっています。

大人でもジグソーパズルが好きな方は時々いますが、ジグソーパズルはパズルの絵柄を合わせる楽しみが最大限に発揮されるカッティングのように思います。子供用の大きなピースのパズルでも、大人がやっても完成させるのが楽しいんです。

3歳半ぐらいで36ピースが自分で出来るようになる感じ。(パズルはなかなか自分でできなくてもあるとき突然できるようになります。)

こちらの騎士と妖精のパズルはフランスのDjeco社の子供用ジグソーパズルで絵柄がとてもやさしい雰囲気でかわいいです。4歳以上が対象になっていますが、早い子は3歳でも自分で出来るでしょう。

子供用のシンプルなジグソーパズルはヨーロッパで人気があるらしく、フランスやドイツのおもちゃの会社からたくさん販売されています。ドイツのRavensburg社のパズル(→楽天で探す)も素朴なテーマのパズルから、ディズニーまでいろいろ選べてピース数もいろいろ充実しています。

板パズルにも良さはある

パズルを組み立てる楽しみ、ということになると断然ジグソーパズルが楽しいのですが、板パズルにも良いところがあります。それは完成品をそのまま置いておけるところ。遊ぶ時にそれを崩して始めるのも楽しいみたいです。

いちばんよいのは店頭で親が見てピースの形など遊びやすいか確認してあげることだと思うのですが、よほどの大型店か専門店でもないかぎり、店頭にある板パズルの絵柄は売れ筋に限られているので、わたしはそのなかから子供に与えたい絵を見つけるのが難しかったです。

板パズルはブームが去るとお下がりとしてたくさん出回るので、うちも沢山いただきました。そのなかでも子供たちのお気に入りの板パズルも何枚かあります。

板パズルは片付けたときにピースがきちんと揃っているのか確認しやすいので、紛失がジグソーパズルよりも起こりにくい。ジグソーパズルは気をつけないと他のパズルに混ざってしまったり、ソファーやカーペットのしたに入り込んで気がつかなかったり、無くさないようにきちんと片付けるのは大変です。

上に書いたように、近頃では板パズルも工夫を凝らしすぎて遊びにくい物がありますから、ピースの形や絵柄の印刷との兼ね合いなどを確認した上でパズルを選んであげてくださいね。

はじめてのパズル

Ravensburgのパズルはジグソーパズルだけでなく、板パズルで15ピースというものがいくつかあって、これだと2歳前後でも手伝ってあげると遊ぶことができます。(個人差が大きいです)紙製のパズルでは、これがはじめての板パズルとしていちばん遊びやすいと思います。ただし遊ぶ時期は3歳くらいまでかな。それを過ぎると物足りなくなってしまうみたい。

木のパズルによくあるタイプで、紙で形を合わせるRavensburg社のパズルも持っていますが(お下がり)、これは上下左右をぴったりあわせるのが難しく、意外と普通の15ピースパズルとできるようになる時期が変わりませんでした。いずれにしても、子供にもよりますが1歳、2歳代ではピースを口にいれてしまう子が多いので、木のパズルのほうがおすすめです。

木のパズルはきちんと片付ける習慣を

木のパズルの欠点は、外しやすいようについているポッチがあるので、床におちているピースをうっかり踏むととても痛いこと。冗談のようですが、子供が複数で遊んで散らかっている時に走り回って、ブロックや木のパズルを踏んで泣く、ってけっこうよくあることなんですよ。