ご近所で同じ保育園に通わせている子のママと会って、子供たちが一緒に遊び始めたので立ち話をしていました。女の子でいま3歳8ヶ月だと思います。
しばらく一緒に遊んでいると、ママが女の子に「こっちおいで。お家に帰って着替えようね。」と厳かな声で宣告しました。女の子は小声で「まだ遊びたい」と言っていましたが、愚図るというより自分の気持ちを言葉にしただけで、そうしなくてはいけない、という事は自分でも分かっているのははっきりしていました。
見るとチノパンのおしりのところが濡れていました。
この子は3歳ちょうどくらいでオムツを外し、一旦はおもらしもなくなったのに、その後1ヶ月くらいして急に失敗が増えました。当時はお母さんも一体どうして、と悩んでいて、毎日3回も4回もされるお漏らしに一体どうしたらいいのかわからない、と言っていました。
あまりにお漏らしが多い日には、まだパンツタイプのオムツを履いていることもありますが、オムツを履くのは本人が嫌がるのです。
わたしも上の子のオムツ外しでずいぶん長く苦労をしたので、ママの気持ちが分かります。しかもうちの場合は問題が主にうんちのほうでしたから、現実問題、掃除や洗濯の負担はもっと大きかったかもしれません。
でもこの女の子のケースも、おもらしの回数にはばらつきはあるものの、期間も長くなってきて、そろそろ「わたしのほうが大変だった」とは言えなくなってきました。
でもママはもう完全にふっきれた、と自分で言うようにイライラしていないみたいで、おもらしをしたときのやりとりも、見ていて平和そのものでした。ウソじゃなく本当にふっきれてるな、この人って思いました。
子育てで子供が親の思う通りにならないことは沢山あります。でもこんな風に完全にふっきれたお母さん、ってとても頼もしくてかっこいいものなのですね。