妊娠中や産後には体質が変わるというのはよく聞く話です。わたしの場合、もともと頭皮は敏感なタイプですが、産後は以前は大丈夫だったはずの市販のシャンプーも合わなくなってしまいました。
合わないシャンプーを1回でも使うと、髪を乾かしてすぐから痒みが出て、翌日にはフケが出始めます。この頭皮の敏感肌体質は産後にまた1段階酷くなったような気がしています。
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最初にダメだったのはメリット
思えばわたしは昔から合わないシャンプーを使うと頭皮が痒くなって、フケが出る子供でした。しかし症状は大したことはなく、フケが出ても痒みも我慢できる程度。最初に痒みが酷くて使えない、という体験をしたのは、「メリット」です。
小学生のときでしたが、多分その前に使っていたシャンプーが合わなくてフケが出て痒かったので、子供ながらにCMを見て試したくなって買ってもらったんですが、これが髪はギシギシするし、頭皮は猛烈に痒くなってしまって、まったく肌に合いませんでした。
わたしの体質が特殊なのかと思ったら、美容師をやっている知人に、「メリット」は成分が強いから頭皮が痒い人は使ってはいけない、と言われました。
結局その後しばらくは1本何千円もする高価なサロン用のシャンプーを勧められて何本か愛用していましたが、やっぱりシャンプーでその値段ってすごく高いです。
それに、中学生や高校生の時にはシャンプーの色や香りも好きなものを使いたかったりして、また市販のシャンプーに恐る恐る手をだして、会わないシャンプーに当たってフケが出たりしていました。でも、痒いながらも我慢できていたし、1本使い切っていたので、たぶんそれなりに大丈夫でした。
合わないシャンプーは1回で分かる
頭皮が痒い、フケが出ている、という症状に悩みながらも原因がシャンプーだと気がついていない人って実は男性でも女性でもけっこういるんじゃないかと思います。
というのも、わたしも若い頃はそんなはずがない、というか、そうじゃないと思い込んでいましたが、長年の経験からいえば、痒みとフケはわたしの場合100%合わないシャンプーを使ったときにはじまります。
合わないシャンプーを1回でも使うとすぐに頭は痒くなり、フケが出始めます。
フケの原因は、ストレス、寝不足じゃない
フケが出るのは体調のせいだとか、ストレスだとか、寝不足だとか、いろいろ昔から言われていましたが、わたしの場合は最も大事なのはシャンプー選びです。間違ったシャンプーを使い続けている限り何をやってもフケは治まりません。
食べ物や普段の生活に気を使ってみても、そもそもの原因がシャンプーにある場合は、何をがんばっても全て無駄です。
子供の頃は頭皮の乾燥じゃないかと言われてオイルを塗らされたりしたこともありましたが、結局いま考えると、単に使っていたシャンプーが合わなかったのです。
合うシャンプーに変えれば1週間ぐらいで治る
いまでは大丈夫なシャンプーが分かっているので、とにかくそれを使うのが頭皮の痒みとフケの解決策。でも、うっかり宿泊先などで間違ったシャンプーを使って頭が痒くなってしまうと、自分のいつもの大丈夫なシャンプーに戻しても数日~1週間ぐらいは痒みが続きます。
シャンプーの合う合わないというのは、どの成分がダメなのかが分かればいいのですが、わたしの場合はちゃんと調べていないから分からないので、大丈夫だと分かったシャンプーのみを使います。これは産後ひどくなったので特に気をつけています。
というのも、以前はそこまで合わないシャンプーは多くなかったんです。産後の体質の変化のせいか、シャンプー自体の成分が変わっているのかは分かりませんが、産後はほんとうに酷くなってしまって、実家に帰るときも、ホテルに泊まるときも、必ず自分のシャンプーを持っていかないと、1回でも他のシャンプーを使ってしまうとその夜から頭が痒くて痒くてたまらない、という状態になるようになってしまいました。
シャンプーによって出来るフケ
子供の頃は一時期、大きな乾燥したカサブタのようなフケに悩まされていたことがありました。これは髪の毛を梳かしたり、動いたりするとハラハラと肩の上に落ちてきて積もってしまうので、ものすごく嫌でした。今となっては確かめることが出来ませんが、あれも多分シャンプーのせいだったと思っています。
最近合わないシャンプーを使って出来るフケは、湿っていて、痒いのでついかいてしまうと小さな粗いすこしねっとりした粉のようになったフケがつめについてきたりします。
とにかく、合わないシャンプーを使ってすこし時間が経つと、頭皮全体に膜が張ったような、ラップのようなものを被っているかのような違和感が出て、その後痒みや痛みと一緒にフケが出始めるのです。
事情でその合わないシャンプーを使い続けると、最初に頭丁や後頭部が耐えられないぐらい痒くて、ジンジンと脈を打つリズムで痛みだしたり、耳や首の後ろ側まで痒くなってきたりします。こうなるともう本当に切実です。すっきりはしませんが、シャンプーなしで髪を洗ったほうがよほどマシです。
オーガニックや天然成分のシャンプーがいいとは限らない
合うシャンプーには個人差があると思うのでわたしのだいじょうぶなシャンプーの銘柄はあえて書きませんが、海外メーカーのそれほど高くないフケ対策用のシャンプーです。ただ、日本でも販売されているメーカーなのにそれは国内で販売されていないので海外からせっせと取り寄せています。
オーガニックや天然成分のよさそうなシャンプーもいくつか試してみたのですが、結局どれもダメで、普段はその安全なシャンプーしか使いません。オーガニックだからいいかというと、全然そうではないということが分かりました。
シリコンの入っている、いないというのもわたしの頭皮が痒くなる、ならないにはあまり関係がないみたいです。わたしが大丈夫なシャンプーはシリコン入りのものもありますから。
大丈夫なシャンプーが切れてしまって無いときには他のわりとマシなシャンプーを使うこともありますが、耐えられないほどの痒みではないにしても、2週間も使い続けるとフケはだんだん酷くなるし、やっぱり頭皮が痒くて気になってきます。
洗った後はドライヤーで頭皮の近くをしっかり乾かす
痒くてフケが出ているときは、シャンプーの後の髪を濡れたままにしておかず、必ずドライヤーで乾燥させるようにしています。
いろんなところで言われているフケ対策、睡眠しっかりとる、食事に気をつける、ストレスを減らす、など等のなかで、洗った後の髪はすぐに乾かすというのは、痒くならないシャンプーを使う、という決定的な方法以外で、唯一わたしが症状が軽くなると感じた方法です。
フケに困ったらシャンプーを見直すのは基本
そういうわたしの経験から言わせてもらうと、フケや痒みで困ったら、クリームを付けたり、薬をつけたりする前に、まず使っているシャンプーを見直してみるとよいと思います。
わたしも子供の頃に何年も頭は痒いのが当たり前のようになっていた時期もありました。
フケが出るっていうことは、もっと頻繁に、毎日シャンプーするほうがいいんだ、と思って合わないシャンプーを頻繁に使ってよけいに症状を悪化させていたかもしれません。中学生、高校生のときは1日2回洗ったりしてたこともありましたから。(今では意図的に2、3日に1回しか洗いませんし、季節によってなるべく間を空けています。)
シャンプーを手にとって直接頭皮に付けてごしごしやらない、とか、洗髪の温度に気をつけるとか、そんな全ての細かいことも、合わないシャンプーでやったら全てがなんの助けにもなりません。合わないんだから、使っただけでどうがんばっても頭が痒くなってフケがでる。
素敵な女優さんがCMをしていて、沢山の人が使っていて、お店にも沢山並んでいる、いいにおいでおしゃれなボトルのシャンプーが、わたしにはまったく合っていなくて使えない、ということを受け入れること自体が若いときにはなかなか出来なかったような気がします。思い込みたいというか、みんな使っているわけだし、そんな訳は無い、と他に原因を無理やり探そうとしたり、痒みやフケに耐えたりして。
結局、産後さらに症状が出やすくなったこともあり、わたしのフケと痒みの原因は、シャンプーが合っていなかったからだ、ということを確信してシャンプー選びに気をつけるようになって、わたしの人生のストレスはかなり減ったと思います。
頭がかゆいってすごいストレスでした。
頭が痒いのは当たり前ではない
いま実際に頭皮のトラブルに困っている人は、シャンプーを使うのが当たり前、という世の中ですが、そもそも本当にシャンプーが必要なのかというところまで考えてみてもいいんじゃないでしょうか。(わたしは肌を痛めるリスクが増えるだけなので、リンスやトリートメントはもうここ20年ぐらい使っていません。)
とりあえずわたしが痒くならないと分かって安心して愛用中のシャンプーの成分が変わってしまったり、製造中止になってしまったら、わたしも大変困ります。
たぶんベビー用シャンプーでしのぐとか、他のいけそうなシャンプーを試してみるかな。そうならないといいなと思いながら、時々他のよさそうな製品を試して結局ダメでまた戻ってくるという状態がもう何年も続いています。
家族親戚、誰もわたしみたいにシャンプーで困っている人はいないのに、と思っていたら父が合わないシャンプーを使ってフケを出しているのに気がつき、自分も昔は症状がそれほど酷くなかったので気がついていなかったなと思い出してこの記事を書いてみました。