グリッター(ラメ)が落ちるドレスにご用心

女の子ならほとんど誰もが憧れる、キラキラのラメが輝くドレス。値段も手頃でプリンセスと同じデザインだったり、大好きな色のドレスだったり、夢がいっぱいです。

うちの子も3歳〜6歳ぐらいの時には、アナ雪にはまってドレスを着て歌い踊ったり、美女と野獣のベルやシンデレラのドレスをすごく欲しがって、もらったら大喜びで着ていたものです。

そんな可愛らしい時代はあっという間に過ぎてしまって、小学校に入ってしばらくしたら洋服もお姉さんらしいものばかり着たがるようになりました。

なので、お気に入りだった思い出いっぱいのプリンセスドレスはいとこの子や友達の妹に譲ることにました。そこで思い出したこのラメが落ちる問題。

特にひどかったのは、この赤いH&Mのクリスマスにぴったりのすてきな赤いドレス。スカート部分がふんわりとしたチュールでキラキラのグリッターが可愛いです。これは自分で買いました。写真では光ったところしか見えないんですけど、実際にはもっとたくさん5ミリ間隔ぐらいにびっしりラメがついています。

もう一枚載せてみますね。

一度だけ着た時もラメが猛烈に落ちて、床も椅子も他の人の洋服も、そこらじゅうラメだらけになってしまいました。幸いというか、何というか、着たのがカーペットが嫌いな親戚の家だったので、フローリングの床に落ちたラメは掃除機でわりと簡単に吸い取ることができました。でも、いろんなところに張り付いたラメがことあるごとにどこかから出てきて、しばらくの間みんな顔や服に赤いラメをつけていました。

1回だけしか着ていないし、洗濯したら落ちるのは落ちてあとは大丈夫なのかな?と思って洗った後はそれだけを袋に詰めて置いておきました。今回、いろんなお下がりをまた洗濯したりしていたときにこのドレスも1回しか着ていないしきれいだからだれかに着てもらえるかなと思ってもういちど洗濯しました。

他の服とは混ぜないで、洗濯ネットに入れて入れて恐る恐るだしてみるとやっぱりかなりの数のラメがネットにこびりついています。一部は洗濯機の中にもはりついていました。

そーっと広げて干しましたが、干した下には風に吹かれて落ちたラメが降り積もりました。飛んで行かなかったラメは掃除機で吸い取りました。黄色だったらティンカーベルみたいです。

応急処置はヘアスプレー

このような細かいラメが落ちるドレスは、がっしり固めるタイプのヘアスプレーをかければ一時的に落ちなくなります。でも、結局それでしっかり貼りついて落ちなくなるほどの力はないので、着ていたり、次に洗濯するとまたラメは落ちます。

これは何年も前に買ったH&Mのドレスでしたが、同じH&Mでもしっかりラメが貼り付いているのか、織り込まれているなどでラメがほとんど落ちないドレスもあります。

もう2度と買いたくない

ネットで子供が見て気に入って欲しがっていると、つい買ってしまうし、手元に届いてちょっとラメが落ちるのに気がついてもまあ大丈夫かな?と思ってしまうかもしれません。

でも、うちの子に買ってしまったこのドレス。本当にラメの落ち方が酷くて、しかも長めのスカートにびっしりと細かいラメがまぶしてあるようなものだったので、祖父母の家だけでも相当な数のラメを落としてきたはずです。

これが、カーペットの多い家だったり、プードルみたいな毛をもつ犬がいる家だったり、ソファーが毛足の長い布地だったりしたときには恐ろしいです。ピアノの先生の家の小さな発表会とか、友達の家のクリスマスパーティーとか、なにか違ったら着て行ってしまったかもしれないと考えただけでも恐ろしい。

プリンセスドレスはもう卒業しましたが、発表会用のドレスなどでは舞台映えするのでラメのついたワンピースは買うこともあります。でも、ネットで買う場合、ラメが落ちるなど少しでもレビューで見たら、この赤い素敵なドレスから得た教訓をもとに絶対に買いません。

メルカリでもこれと全く同じドレスが出ていますが、うちのが特別ひどかったのか、売る人がまったく気にしないのかは分かりませんけど、わたしはもういちど洗ってみて、お下がりで譲るのも無理だと判断して処分しました。

ここまでラメが落ちるドレスは着せずに、直ちに返品するべきだったと思います。なんとなく思い込みみたいなものがあって、大丈夫かなと思ってしまいました。こういう目に逢わないと判断が難しいです。