PETIT BATEAUベビー服&子供服のサイズ選びのコツ

ベビー服のサイズ選びは日本のブランドでもサイズがバラバラでサイズ表記を見ただけで選ぶと大きすぎたり小さすぎたりして失敗することがあります。それが海外ブランドのお洋服だとなおさら。

フランス、プチバトーのベビー服は質の良さと上品なデザインで日本でも海外でも人気。お値段高めなので、自分の子供に買うにはすこし勇気がいるけれど、高級感があるので自宅用よりむしろプレゼント用に選んだりします。

でもセール価格になっている時には、かなりの割引があるので、その時期には自分の子供用に買ったりもします。物によっては普段着にできるぐらい、かなりなお手ごろ価格になるので、夏と冬のセール時期には必ずチェック。

ということで、それなりにプチバトーの子供服は持っています。高級感があるので出産祝いに選ぶ方も多く、わたしもいただくこともありました。

でもうちのプチバトーのベビー服でいちばん多いのは、実はおさがり。ボディやその他のお洋服でも、3歳ぐらいまでの子供服を沢山持っています。

PETIT-BATEAU-BODY

ベビー服はあまり長く着られないし、プチバトーは丈夫で長持ちする洋服が多いので、おさがりも新品同様のきれいなものが多いです。そういうわけで、プチバトーのベビー服は1mから36mまで全サイズで各種アイテムが揃っています。

自分で買うときは、なるべく慎重にサイズを選んでたくさん着せたいのに、プチバトーのベビー服はサイズ選びがすごく難しい。最近は3人の赤ちゃんに(おさがりを)着せてかなりサイズ選びのコツがわかってきたので、よかったらプチバトーでお洋服を買うときのサイズ選びの参考にしてみてください。

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フランス製ベビー服のサイズ表記の特徴

こちらはプチバトー公式に書いてあるキッズとベビーのサイズ表です。ここでは左側のベビーサイズの説明をします。

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引用 http://www.petit-bateau.co.jp/

プチバトー・ベビーのサイズは身長50センチから94センチまで。フランスや海外で買う場合もサイズ表記は同じです。(後述しますがN46 というもっと小さな低出生体重児用サイズもあります)

月齢による表示は赤ちゃんの体格の個人差が大きくて参考にならないことがあるので、はじめからきっぱりと無視するとよいでしょう。サイズ選びのときは身長表記だけを見ると失敗が減ります。

身長サイズで見てその身長になるまで着られる

公式にははっきりと書かれていないのですが、他のフランスのブランドのサイズ表記方法と、実際のサイズ感からいって、プチバトーの場合もサイズ(身長)の見方は、赤ちゃんがその身長になるまで着られるというふうに読むのがプチバトーのサイズ選びのコツ。

つまり、プチバトーのサイズ60のベビー服を着る赤ちゃんは実際の身長がひとつ前のサイズ54cmから表記サイズの60cmまでの子ということになります。

実際の身長でみるサイズ表-ユニクロベビーのサイズと比較

プチバトーのサイズは小さめだといわれていますが、日本感覚で身長表記のサイズを読むと実際に小さすぎるのです。表記サイズに実際身長を右側に書いて表にしてみましょう。

参考にみんなが持っている可能性が高いユニクロボディのサイズも書いてみます。プチバトーのサイズ表記がいかに細かくて、洋服が表示のサイズから受ける印象よりも小さいのかがわかりやすいと思います。

  • サイズ 0m/50cm — 実際の身長 46cm-50cm
  • サイズ 1m/54cm — 実際の身長 50cm-54cm
  • サイズ 3m/60cm — 実際の身長 54cm-60cm (ユニクロ/サイズ60)
  • サイズ 6m/67cm — 実際の身長 60cm-67cm (ユニクロ/サイズ60-70)
  • サイズ 12m/74cm — 実際の身長 67cm-74cm (ユニクロ/サイズ70)
  • サイズ 18m/81cm — 実際の身長 74cm-81cm (ユニクロ/サイズ80)
  • サイズ 24m/86cm — 実際の身長 81cm-86cm (ユニクロ/サイズ80)
  • サイズ 36m/94cm — 実際の身長 86cm-94cm (ユニクロ/サイズ90)

ユニクロのサイズと比べててください。ほぼ同じサイズ表記で、たとえばサイズ81でもプチバトーの服は日本表記に換算するとサイズ70に近い大きさなんです。プチバトーのベビー服は、ワンサイズから2サイズ大き目を選ぶといい、とよく言われますが、サイズ選びの混乱は多分これが最大の原因です。

普通はこの独特のサイズ表記の方法を知らないで、日本のサイズ表記からイメージだけでサイズを選ぶから、赤ちゃんに着せようとプチバトーのお洋服を出して着せてみたらすでにジャストサイズだったとか、サイズアウトしていた、なんてことになるのですね。

産まれてすぐに着せるプチバトーのサイズは?

これから生まれる赤ちゃんに、かわいいプチバトーのベビー服を着せたい。プレゼントに新生児用のお洋服を選びたい。そんなときにとても困る新生児の服のサイズ選び。ベビードレスみたいに新生児から寝返りする頃まで半年近くも着せられる日本のベビー服と違って、プチバトーの服はジャストに格好良く着られる期間が短いです。

慎重に選んでも赤ちゃんがいつ生まれるのか事前にわからないので出生体重もはっきりとは予想できません。生まれた赤ちゃんに買っておいた服がぴったりかどうかは運です。そうはいっても産まれる前に赤ちゃんの洋服って買いたくなります。とりあえずわたしの選び方の基準を書いてみます。

出生体重によるサイズ選びの目安

小さな赤ちゃんから、大きな赤ちゃんまで正産期に生まれる新生児が着られるサイズは0M,1M,3Mの三種類。体型にもよりますが、ほぼ3000g~3500gくらいで産まれる赤ちゃんがサイズ表記の月齢を参考にできる標準サイズではないかと思います。

体の太さや手足のバランスで変わってきますが、大体の出生体重と生まれてすぐの新生児が着るお洋服のサイズ選びの注意点はこんな感じ。

  • 0M 3500g以上の赤ちゃんはまったく着られない可能性があります。
  • 1M 4000g以上の赤ちゃんはまったく着られない可能性があります。
  • 3M 3500g以下の赤ちゃんには大きくてぶかぶかになりますが、大きめの赤ちゃんなら産まれたてでもなんとか着せられて、新生児期の間(生後4週間以内)くらいは着られる可能性が高いです。

生まれたときの出生体重が3000g以下だったり、3500g以上の赤ちゃんは元々参考月齢がずれてきますし、その後の成長のスピードによってさらにずれたり標準に近づいたりするので、くれぐれも参考年齢はきっぱり無視して実際の身長からサイズを選ぶようにしましょう。

プレゼントには向かない0Mと1M

赤ちゃんが生まれてからプレゼントを選んで渡すのなら最低でも3Mサイズでないと小さすぎて着られない可能性があります。いますぐ着られる服をということであれば、生まれてから1ヶ月以内にプレゼントするなら3M。ただし生まれた時の体重が3000g以上ある子なら生後1ヶ月以内のプレゼントでも6Mサイズのほうが安全かもしれません。

2000g以下で小さめに生まれた赤ちゃんなら0Mや1Mでもしばらくは着てもらえると思いますが、12M以下のサイズは長く着られてもせいぜい3ヶ月間ぐらいです。18Mなら半年ぐらい着られるかもしれませんが季節もあります。ボディなら長袖よりは半そでのほうが重ね着などで長く着られます。

プチバトーのお洋服をプレゼントされたら

はじめての赤ちゃんでプチバトーのお洋服をいただいたら、普通は身長表記ではなく、月齢表記を見て「まだ早いわ」と大事に取っておくかもしれません。そうやって、その身長が着られるようになって出してみたら「あれ、もう小さい!?」と青ざめるっていう人たぶん多いと思います。上に書いたようにプチバトーの洋服は、表示サイズより小さいサイズで着せる物だからです。

もらってすぐにお洋服を広げてみて、少々大きめでも着せられそうなら大事に取っておかずにそのまま洗ってすぐに着せるべきです。

ベビー服はプチバトーのものだけでなく、プレゼントでいただいたら、まずは広げてみて大きさをチェック、他のお洋服などとも比べて服のタグのサイズを無視して同じぐらいのサイズの服と一緒に着られる時期まで保管しておくと着せないうちにサイズアウトが避けやすいです。他のメーカーも表記サイズよりも大きかったり小さかったりすることが多いのでベビー服は実際に広げてみてサイズを自分で推定したほうがうまくいきます。

0Mよりもさらに小さい低出生体重児サイズN46

日本ではわたしは見たことがないのですが、海外では小さく生まれた赤ちゃんのためのN46というサイズを見た記憶があります。これは身長40cmから46cmの低出生体重児の赤ちゃんに着せるサイズ。調べてみたところ、フランス本国ではプチバトーオンラインショップでも取り扱いがあります。

プチバトー未熟児用

引用 http://www.petit-bateau.fr/

双子ちゃんや早めに生まれた赤ちゃんには0mサイズでも大きすぎることがありますからこのサイズも普通にショップで手に入るようになるといいですね。

アイテムによるサイズ選びの違い

こちらも出生体重によって自分で計算してサイズを選ぶことになりますが、元々ぴったりしたデザインなので、ボディは2サイズくらい大き目を着せても日本人感覚としてはあまり気にならないかもしれません。半そでや女の子のワンピースも大きめサイズを着せやすいです。

逆に大きいサイズを選ぶ過ぎると困るのが足つきロンパース。足の先まであるものが長すぎると、足の部分がスカスカでとても残念な着こなしになってしまいます。他に小さな子がいると踏んだりして危ないです。

同じようにパンツ類やアウター類はサイズの融通がきかないので大きすぎるサイズは危険です。特に季節を選ぶものは、成長の早い1歳までは慎重に選びましょう。90サイズぐらいになると2シーズン着せられるとよく言われますが、うちの子供は成長が早くて90以降も2シーズン着られることはありません。いま6歳でプチバトーは8A(126cm)、ユニクロなら130を着ています。

0M/50cmから36M/94cmまでの洋服を着せてみて

ひとりめの時はいただいたものもうっかりしている間に子供が大きくなって着せられなくなることも多かったプチバトーのお洋服ですが、さすがに3人目になると分かってきました。上に書いたようなサイズ選びでプチバトーの洋服を選ぶと、プチバトーのベビー服を選ぶのもそれほど難しくありません。

ただいつも小さめだから、と思っていたプチバトーのお洋服も36Mになると表記より若干大きめだと感じるようになりました。特にパンツ類(下着ではなく長ズボン)は実際の身長が94cmで履かせるとすこし長いです。トップスも実際の身長が94cmのときに着せると少し大きめだと感じます。アイテムによっても違うかもしれませんが、うちにあるお洋服は、96~98cmくらいできれいに着せられる感じ。

ガッシリ体系、ぽっちゃり体型のお子さんのアイテム選び

注意すべきアイテムは、ワンピースやシャツなど、あまり伸びない布を使ったアイテム。うちの子たちは3人ともわりと細身ですが、ヨーロッパ風のカッティングであまり身頃に余裕がないので、胴回りがガッシリしたお子さんだと身長はクリアできても胴体部分がきつくて着られない可能性があります。

日本やアメリカブランドと違って、PETIT BATEAUやZARAなどヨーロッパブランドは細身に作られている服が多いです。子供のときは細い子が多いというのもあるのかもしれませんが、コットンのシャツやワンピースやジャケットなどでも体のラインを出すのが好まれる傾向があるので、細身になりがちなんだと思います。

赤ちゃんのときはまだしも、3歳以降ぐらいのお洋服になると、胴回りや肩がしっかりしているお子さんにはプチバトーは選びにくいアイテムが増えてくるかもしれません。

フランスの赤ちゃんが小さいわけではない

プチバトーの月齢でみてお洋服のサイズが小さいからということで、フランスの赤ちゃんは小さいからベビー服も小さいなどとネットで書かれたものを見ることがありますが、フランスの赤ちゃんが日本人の赤ちゃんよりも小さいわけではありません。

ぴったりした服を着せること、サイズ表記の方法が日本と違うこと、サイズの分類が細かいことで日本的感覚で選ぶと1~2サイズ小さく感じます。

でも上で表にしたように、プチバトーの特徴さえしっかり押さえておけば、何も知らずに選んでいたときよりもサイズの失敗はぐっと減るはずです。何度も書きますが、プチバトーの洋服はベビーもキッズもくれぐれも参考年齢(月齢)は無視して慎重でサイズを選びましょう。そう思っていても最初に書かれているせいで、つい月齢表記に目がいっちゃうんですよね。

プチバトー, GAP, H&M, Uniqloのボディ比較で各ブランドのボディだけを比較しています。それぞれの良いところやサイズも比較していますので、よかったらボディを選ぶ時の参考にしてみてください。

キッズサイズの特徴

2ans/86cm, 3ans/94cmなどのキッズサイズ

2歳~3歳の子が着るサイズは、ベビー服と、キッズ服両方で展開されています。プチバトーの洋服に限らず、いろんなブランドがこのように歩けるようになった、いわゆるトドラーになるとベビーとは違う洋服も展開しています。

トップスなどはどちらでも好みで選べばよいのですが、まだオムツをしている子のボトムスなどはベビー服で選んだほうがオムツを着けるのに合わせたデザインになっているので着やすい、着せやすいかもしれません。

プチバトー、キッズのサイズ感

とにかく小さいと感じることの多い0ヶ月から12ヶ月のプチバトーのベビー服ですが、キッズサイズになってくると必ずしも小さい感じがしません。

いま身長117センチで、ユニクロサイズなら120がぴったりという子は、6ans/114cmのカーディガンの袖が余るので、折って着ています。手足は普通かすこし長めぐらいな体形ですから、服の袖が長く出来ているのだと思います。

ボトムスも子供服になったぐらいからは長いと感じることが多いので、長袖や長ズボンなどは身長に対して手足が長めのつくりになっているようです。