新生児を安心させる抱き方とくるみ方

赤ちゃんが生まれてすぐは親もまだ赤ちゃんの扱いに慣れていないので、大きな声で泣かれたらどうしたらよいのかわかりません。おっぱいをあげて、おむつを替えたら抱っこして家の中をうろうろするぐらいしか思いつかない人も多いはず。

そんな新米ママと新米パパに、アメリカのDr. Robert Hamiltonの提案する”The Hold”という赤ちゃんの抱き方というのが友達からまわってきました。(英語です)

ママが自分でやるには大きな手と度胸が必要ですけど、できるかも。わたしの手元にいま新生児がいないのが残念です。

How To Calm A Crying Baby – Dr. Robert Hamilton Demonstrates “The Hold” (Official)

動画の補足として日本語で説明しますと、

  • 胸の前で赤ちゃんの腕を曲げて体にぴったりつけた状態にし、その上から手で持ちます
  • 反対の手でお尻を後ろから支えます
  • 赤ちゃんの体が45度の角度になるようにして、お尻に添えた手で体を軽くゆらしてあげます

生後2から3ヶ月になると赤ちゃんが大きくなりすぎてできません、とドクターが言っているように、新生児から体が大きくて重い赤ちゃんは手の小さなママではこうやって抱っこするのは難しいかもしれません。(うちみたいに4キロ級新生児だと1ヶ月で無理でしょうね。)

ドクターは慣れた手つきでやっていますが、慣れていない親が間違って赤ちゃんを落としてしまうと怖いので、試してみる場合は、必ずベッドの上などやわらかい場所で挑戦してみることをお勧めします。

この赤ちゃんの手を曲げて体にぴったり沿わせるというのは、おくるみの中とか、エルゴの中とかでも同じような状態にすることができます。エルゴを使っていない人でも、バスタオルなどで体をくるんでしまうことで安心して泣き止む赤ちゃんもいます。英語でSwaddling, How to swaddleなどで、動画を検索してみると色々な巻きかたが見られます。日本語ではあまりいい動画が見つけられませんでした。

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これは2枚のタオルを使っていますが、1枚でも大丈夫。1枚布タイプの普通のおくるみでもいいし、重ねるならガーゼとバスタオルでもよいかもしれません。夏はコットンの手編みのおくるみが涼しそうでよかったです。フードなど頭部分があるおくるみの既製品がありますが、これは抱くときはよくても、包んだまま寝かせるのは窒息の危険がありますからやめたほうがよいです。

新生児をこうやってくるむときに気をつけなくてはいけないのは、足元がきつくなりすぎないこと。足がまっすぐたてに伸びるのは赤ちゃんの股関節によくないので、必ず膝が上に曲がってM字になるように。そして腕もわたしは赤ちゃんのお腹の中の状態を考えると、上の抱っこ方法”The Hold”のように曲げて体にくっつく状態で巻くのがよいかと思っています。

タオルできゅっとくるんだ赤ちゃんは赤ちゃん本人が安心することが多いです。でもそれだけではなくて、くるんだ赤ちゃんは抱きやすいので、新米ママやパパでも抱きやすい。おばあちゃんは昔取った杵柄。まだ多少は慣れているかもしれませんが、新生児の抱っこが本音では怖い人もけっこういるみたいですし、生まれたての赤ちゃんに触ったこともないようなおじいちゃんに抱いてもらうときなども、こうやってくるんだ赤ちゃんのほうが抱きやすいはずです。うちの両方のおじいちゃんは新生児を抱くのはかなり怖かったみたいですが、これでなんとか抱けました。写真を撮る一瞬だけですぐに返されましたけど。