出生前検査でダウン症の確率が高いと言われた友人

きのう同じく妊娠中の友達から電話がありました。出生前検査でダウン症の確率が高いと出てしまったそうです。数値を聞くと1/100より少し高いくらい。(具体的な数値はあえて書きません)

40歳の妊娠ではダウン症の子を産む確率が1/100ほどというのを聞いたことがありますから、そろそろ40に近くなってきたわたしもそれよりちょっと少ないくらいの確率なんだと思います。45歳になると1/50とも聞いたことがあります。

例えばお腹の赤ちゃんのダウン症の確率が1/50。そんな数字を医師に告げられたとき、一体どうすればいいのでしょう。仮に1/2でダウン症です、と言われたら?確率はすごく高いけれど、それでも1/2は違うわけです。

前にも書きましたがわたしは出生前検査全てを否定はしません。いろんな検査があるのでどの検査を受けるのかは夫婦で話し合って決めればいい。その結果どうするのかも当事者が決める問題で他人がどうこう言う事ではないと考えます。その上であえて言うと、NT検査や、トリプルマーカー、クアトロテストなど確率しか出ない出生前検査はその意味がわかりません。

結果次第で羊水検査に進むか進まないかだけのテストのように思います。それはそれで意味はあるのでしょうが、どのくらいの確率なら羊水検査に進むのか、その検査までと結果待ちの期間の気持ち、羊水検査をしたらしたで結果の良し悪し、その後の妊娠経過のことなど結果次第で悩みも検査費用も雪だるま式に増えます。

それにそこまで悩んでも生まれてこなければわからない障害もたくさんある。検査をせずに悩むのか、検査をして悩むのか、結果次第で堕胎という選択があるのかないのか、受ける前に自分たちの気持ちを落ち着いてよく考えないと後悔すると思います。

実は1度目の妊娠のときに既に30代後半の妊娠だったからか、医師からNT検査を薦められました。ごくごく簡単な説明のみで。
結局オットと色々調べた末に断りましたがそれで気軽に受けていたら、同じくダウン症の確率が高い、と言われていたら・・・。好きな先生でしたが検査を薦めたときの軽~い言い方だけは今思い出しても嫌。

結果が悪かったときのことを話してから受けたいのか聞いてほしかった。まわりの話を聞くと「NT検査やトリプルマーカー、クアトロテストなどは確率しか出ないので薦めない」とおっしゃる医師もいるみたい。羊水検査ではダウン症に関してははっきりと結果が出ますが流産と早産のリスクが少し高まるそうです。友達の話を聞いてあの時気軽に検査を受けなくてよかったと思いました。

そもそも妊娠したからには生まれて来ることができる子の邪魔はしたくないと思っているのでわたしにはこういった検査は必要ありません。ただ性別も知りたいしエコーくらいはいいかな、というのがわたしたち夫婦の立場。どんな子であっても、どんな出産であっても出産の瞬間はその子の人生の始まり。親としては新しい家族がこの世に生まれて来る特別な瞬間。その瞬間をみんなで楽しみに待つ約9ヶ月。

前回の妊娠が情緒不安定で楽しく過ごせなかった分も楽しいことだけを考えていたい。生まれてからのことは何かあったらそれから考えます。

検査で数値が悪かった友人の子

妊娠中にあれほどショックを受けていた友人の子も今は3歳。健康そのもので運動神経がよいとても元気な女の子です。一体あの結果は何だったんだろう。あの検査にどういう意味があるんだろう、と思わずに入られません。