小学校2年生の子が40度を超える熱を出して3日間学校を休みました。少し咳もしていたので、最初は風邪だと思っていたのですが、どうも様子が変です。
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学校で突然39度~40度の高熱が
小学校から電話があって、39度を超える熱があるので迎えに来てください、と言われました。自分で歩けるのか心配でしたが、学校に行ってみると高熱の割にけっこう元気で、ランドセルを持ってあげると自分で普通に歩いて帰ってくることができました。
家に戻った後の熱は上がったり下がったりで、食欲はあまりなくて熱が下がったときに少しだけ食べ、熱が上がったときはぐったりして何も食べられないので、水とスポーツドリンク。そんな感じでほぼ2日間を過ごしました。少しでも毎食に固形の物を食べられるようになったのは3日目になってからです。
軽い咳はしていましたが、症状としては、ほぼ熱だけ。風邪で発熱しているにしても、鼻水もなく、のどの痛みもなく、症状が風邪にしては少し変だと感じました。
3日目に熱が下がった
熱はけっこう高くて、38度から40度を何度も上がったり下がったり。熱が上がるとぐったりしてうなされますが、上がりきるとうつらうつら眠ってしまい、ものすごい寝汗をかいてパジャマがぐっしょり濡れて起きると熱が38度台に下がっていました。これを3日間で数回繰り返しました。
薬などは特に与えず、とにかく熱が上がったときに楽になるように、水分補給を十分にするように気をつけて世話をしていました。
熱が上がってくると辛いらしく、自分で冷たいまくらをくれとか、頭を濡れタオルで冷やしてくれ、とか、小さいときと違って自分でいろいろリクエストがあって看病するのは割と楽でした。38度台まで下がるとわりと普通に過ごせるので、寝転んだまま漫画を読んだり、テレビを見たり。
2日目にもう下がったのかな?と思ったらまた夜中に40度台まで上がったので、最後のほうは高熱になる間隔が開いてきていたようです。
あせも?おなかに赤い発疹がびっしり
熱が下がって、沢山汗をかいたからシャワーでさっと洗いましょう、とシャワーをさせたら、子供が「おなかに赤いぶつぶつが沢山出てる〜!」と言って見せにきました。
2日ほどお風呂に入っていないし、大量に汗をかいたので、あせもじゃないの?
と言っていたのですが、その後、赤い発疹はひとつひとつが最初より大きくなってきて、調べて見ると背中全体にもびっしりと広がっていました。顔や首や手足など服を着たら見えるところにはまったく出ておらず、胴体のお腹と背中だけ。
とりあえず、熱も下がって元気だったので翌朝から学校に行かせようと思いました。
熱が下がったタイミングで軽い下痢
ところが、今日はもう学校に行けるね、と言って準備をさせていたら、朝食の後に腹痛を訴えて軽い下痢をしました。幸い下痢は1度きりでおさまりましたが、その日も学校は休みました。(1度の軽い下痢の後は、病み上がりの体力低下は感じられたけど元気でした。)
この症状は、なんか知ってる!
熱以外に特に目立った症状がなかったので病院にもいかずに家で様子をみている間に治ったのですが、夫とふたりで、3日間の熱の後におなかと背中に発疹っていうと、アレだよね、という話になりました。
3日間の熱の後に発疹が出て軽い下痢をする、というのも3人のうち誰かがやった記憶があります。
そう、これは突発性発疹。‥‥‥でも7歳の小学生が突発性発疹になるの?!
それが3歳以上の子供でも、小学生でも、もっと大きな子供でもなることがあるそうなのです。
小学生の子供もまれに突発性発疹に罹る
突発性発疹は、赤ちゃんから普通は3歳以下の子供がかかる病気だと思っていました。なので熱を出しても突発性発疹という考えはまったくありませんでした。しかも、この子は突発性発疹らしき熱を今までにもうやっていました。
3人の子がやったので、誰が何回やったのかは覚えていないのですが、少なくともこの子は2度ぐらいやった記憶があります。そうすると、今回で3度目の突発性発疹ということになります。
しつこいですが、突発性発疹は赤ちゃんから普通は3歳以下にかかる病気と言われています。でも、調べてみると、もっと大きな子供でも稀に発症し、なんと18歳での症例まであるようです。
参照 https://en.wikipedia.org/wiki/Roseola
原因不明の40度の熱はとても心配
ふつうは突発性発疹は熱だけで特に害のない病気なので、結果としては安心したのですが、「発疹が出る前は原因不明の高熱」だったので心配でした。しかも7歳だったので、突発性発疹とは思いもしませんでした。
突発性発疹は、大きくなってもかかることがある、と知っていたらもう少し気をもまずにすんだと思います。
知らない人は、小学生が突発性発疹、と聞くと「そんなはずはない」とか、「他の病気に違いない」と思うかもしれませんが、実際に小学生のわが子の症状は、間違いなく突発性発疹でした。
小学生になってから同じように突発性発疹で熱を出しても、あまり話題に上らないのか、わたしのように知らなかったという方が多いと思います。赤ちゃんのときと違って、小学生にもなるとあまり子供の病気の話題も他のママたちと話したりすることも減るかもしれません。
ということで、あえてうちの子は小学生、7歳で突発性発疹をやりました、と書いておきます。
高熱のときのお役立ちグッズ
これだけ熱が高いと、額に張る冷却シートなどまさに焼け石に水。絞ったタオルのほうがまだ役に立ちます。日中は、熱でうなされる子供の横で本など読みながらタオルを冷水で絞って額、首、足など子供が喜ぶ箇所を冷やしてあげました。
冷凍庫で冷やして使うまくらは子供が気に入って熱の時に使っています。2個でも足りますが、これだけ高熱(40度以上)が出るとすぐにあたたかくなってしまうので、3個をローテーションで使って少し余裕が出てくる感じです。
体温計は脇のしたではかるものでもいいんですが、さっと耳ではかれるほうが便利です。でも子供が自分ではかるときは、古い脇の下ではかるタイプを貸してあげています。(自分で熱を計れるということは、熱は38度台に下がっているときなので、計るまでもないんですが。)
パジャマは夏用が3組あるんですけど、汗をかいて1日になんども着替えるのでぜんぜん足りません。普通の大きめのTシャツと、ユニクロのステテコや、スポーツ用の短パンなどもフルに使って乗り切りました。
検索から来る方が多いです
小学生の突発性発疹なんて珍しいだろうと思っていたら、意外なことにこの記事に来られるかたけっこう多いです。2017年11月で毎日平均20人の方が検索エンジン経由でこのページにアクセスしています。勿論、これだけでは分かりませんが、突発性発疹にかかる小学生(大きなお子さん)って実はけっこういるのかもしれません。