ひとりめからお世話になってるエルゴベビーキャリア、今回も生後すぐから使っています。4000gほどで生まれた大きな赤ちゃんですが、新生児インサート使用。最初の子の時に本体とインサートをプレゼントしていただきました。インサートは構造からいってバスタオルなどでも代用できますが赤ちゃんとエルゴの扱いに慣れていない人は、正規品はそれなりに使いやすいので素直に新生児インサートを使うのが楽ではないかと。うちは3人にインサートを使って完全に元が取れたと思っています。
注意:ここでエルゴと書いているのはエルゴオリジナルです。エルゴオーガニックもほぼ同じ。エルゴ360はだいぶ構造が違いますので、同じインサートでも違ってくるかもしれません。わたしはエルゴ360は好きではありません。
汚れが目立たず、いろんな服に合わせやすいのはこのキャメルとギャラクシーの2色
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エルゴで抱っこする新生児の体重制限
どの子も新生児から使えるとは限らない
うちはどの子もやたらと大きく産まれてきたため、それほど気にすることもありませんでしたが、エルゴにインサートを使って抱っこする最低体重というものがあります。公式には3200グラムを超えた赤ちゃんならインサートを使ってもよいことになっています。インサートを使って抱っこする赤ちゃんの体重の目安は3200グラムから5500グラムです。
ショップなどではインサートさえ使えば新生児から抱っこOKと書かれていることが多いので、誤解をしている人がいるかもしれませんが、小さく生まれた赤ちゃんは新生児期の間、生後1ヶ月ぐらいはエルゴ本体+インサートの状態でも体重が3200gに届かず、小さすぎてエルゴ抱っこができない可能性があります。
適当な使い方はとても危険
知り合いでどう見ても3200グラム無い子をインサート付でエルゴに入れていた人、インサートを嫌がるからとまだ小さい2ヶ月くらいの赤ちゃんをそのままエルゴに入れて抱っこしていた人などいましたが、横から滑り落ちる危険があるし、中で赤ちゃんの姿勢が二つ折りになったりすると危ないので絶対にやめたほうがよいと思います。
適正体重の赤ちゃんをインサートを使って抱っこすれば、首がぐらついたり、体が二つ折りみたいな状態になることはありません。両腕にかけた肩ベルトが長すぎて赤ちゃんと抱いている人の体の隙間が大きすぎるかもしれません。きついのも問題ですが、ゆるくても抱きにくいし、危険ですから動画や説明書を見て正しい装着方法を確認してください。
インサートありでエルゴを使うのは最初は難しい
エルゴで新生児インサートを使って赤ちゃんを抱っこするのは、首が座った赤ちゃんをインサートナシで抱っこするよりも難しいと思います。特にひとりめの子の場合は赤ちゃん自体の扱いにも慣れていないせいもあって、新生児をエルゴで抱っこするのはやりにくく感じるはず。
でも、最初に装着してみて使いにくいと思っても、おうちで何度か試して練習してみてください。赤ちゃんとインサートの位置、エルゴ本体のベルトの長さや位置など絶妙なバランスで楽になったり重く感じたり使い心地がぜんぜんちがうのが分かると思います。設定が上手くいくとエルゴはインサートをつかった新生児抱っこも楽に抱っこができます。
新生児をエルゴで抱っこするときのコツ
自分で久々にエルゴで新生児を抱いてみて思い付いたエルゴ装着のポイントは、
- まず最初に腰ベルトを装着してベルトの長さを調整、しっかり腰骨に乗るようにする
- 安全な場所でインサートを赤ちゃんに装着する
- インサートで包んだ赤ちゃんのお腹と自分のお腹をしっかりくっつける
- この時に赤ちゃんの足をしっかりカエル足(M 字に開く)にしてポジションを整えておく
- インサートのしたのクッション部分を気持ちお腹に押さえつけるような感じにしてエルゴ本体の背中のカバーをインサートの後ろに当ててからそっと両方の肩ベルトを装着
- エルゴを装着してからインサートのスナップを外してインサートの左右を両脇からひっぱってだぶっているのをすっきりさせる(スナップは好みで外さなくても大丈夫)
- その後赤ちゃんと新生児インサートの後ろに手を入れてインサート全体のシワをのばす
- 赤ちゃんのおしりの下のインサートのクッションを下に降ろす感じに整える
- 新生児インサートの上部分は外側に折り返して首を支える
- 肩の後ろ部分のベルトは一番上にして、かつやや長めにして、肩ベルトがリュックサックよりも気持ち外側になるようにする
- ベストポジションが見つかったら腰ベルト以外のベルトの長さはそのままでも着脱できる(ひとりのヒトが使う場合)
エルゴ新生児インサートの使い方ビデオも別記事でご紹介したので見てみてください。赤ちゃんの足の開き方や正しいポジションなどがよく分かります。
以前は髪の毛を下ろしていると邪魔で上手に装着できませんでしたが、もう慣れちゃったので髪の毛があってもすぐに装着できるようになりました。腰ベルトの位置も上すぎても下すぎても装着感が良くありません。改めて思いますが、エルゴって着物の着付けとまではいきませんが、それなりにコツがあるんです。インサートとエルゴ本体の間に手を入れてシワを調整してあげるだけで抱き心地が良くなったりします。
赤ちゃんの頭の位置が高すぎてあごにぶつかりそうなとき
インサートを使ってエルゴに装着して対面抱っこにすると、赤ちゃんの頭の位置がとても高くなってしまうことがあります。まずは腰ベルトの位置がウエストではなく、腰骨の上に乗っているかをチェック。高すぎる場合は、赤ちゃんを片手でしっかり支えて、もう片方の手でベルトを注意深く緩めて腰骨のすぐ上まで下げましょう。鏡の前でひざをついて座った状態がいいかもしれません。
それでも高すぎて気になる場合は、背中の布のところから手を入れて、インサートの赤ちゃんのおしりの下のクッションをぎゅっと下に押すような感じでずらせば赤ちゃんの位置も全体的にすこし下がると思います。
エルゴで抱っこは家の中でも大活躍
最近はおっぱい飲ませてオムツも汚れていないのにぐずぐず言っている時は家の中でエルゴに入れてウロウロして寝かせます。その間は家事や子供の世話もします。他の子達が寝ている時間ならそのままテレビを見たり、歩きながら本を読んだり。上の子ふたりで赤ちゃんを抱っこする筋肉もしっかり鍛えられているせいか、エルゴに赤ちゃんを入れてしまうと長時間でも余裕で過ごせてしまいます。
新生児にエルゴで授乳は難しい
これでエルゴに入れたまま授乳もできると楽なんですが、新生児インサートを使っている間は赤ちゃんのおしりのしたにインサートのクッションがあるので、頭の位置がかなり上のほうにきます。なので口の位置が高すぎて、どうやっても胸のところに来ないので、インサート使用の間は授乳は無理そうです。(インサート無しならふたりめの時に授乳経験済みです。)
エルゴで移動中に赤ちゃんに授乳するときは、どこか授乳できる場所を探して、肩のうしろのバックルを外して、インサートごとあかちゃんを出して抱っこして普通に授乳するしかありません。