うちの子が外で手をつながずに歩けるようになったのは1才4ヶ月頃でした。お外でも歩けるようになった~!と喜んだのもつかの間。それから毎日子供の後を追いかけて走り回る日が続きました。
そして1才半になったころ、この子はほかの子と違うと思い始めました。すこし調べてみて、軽度発達障害のADHD(注意欠如・多動性障害)が当てはまるのではと思いました。
理由は、
- とにかく外に出たがり、出たら一目散にどこかへ行ってしまう。
- 砂場など一箇所に座っていられず、一通り気になるオモチャをチェックしたら走り出す。
- 滑り台や階段など登れるものがあればどこまででも登る。
- 人、車、動物、物。とにかく怖いもの知らず。
- 待って、ストップ、危ない、などに全く反応がない。
- わたしやオットがいなくても全然気にしない。
- 何度教えてもダメがわからない。
- 名まえを読んでも反応がない。
- 人が多ければ多いほど興奮してしまう。
- 力尽きるまでとにかく常に動いている。
言葉はわりと普通に出ていたし、目もよく会わせることができたので自閉症ではないと思ったけれど、某サイトでチェックしたらしっかり「自閉症の傾向があります」と出ていました。
- つま先で歩く(1才7ヶ月頃には減りました)
- ぐるぐる回る(一時期だけでした)
- 電気と機械のボタン類が異様に好き(その後他の物にも興味が出てきました)
などがありましたし。
ADHDの子のママに「同じ」と言われた
子供が1才半を過ぎた頃、ADHDのお子さんがいる家庭にたまたま遊びに行った時、興奮して走り回るわが子を見てご夫婦はすぐにお子さんの事をいろいろ話しはじめました。いくつか質問もされて、うちの子がとても似ていると思っているのが明らかでした。
わたしはそれがショックだったというより、むしろそれで気が楽になりました。わが子が桁違いに動き回るということをそのご夫婦に認めてもらった気がして。
こんなに毎日疲れるのは年のせいじゃない。
わたしが母親に向いていないからでもない。
この子はほんとうによく動く子なんだ。
そう思うと救われたような気分でした。電車の中やスーパーなどで他の人に嫌味を言われたり、嫌な顔をされて、悲しかったりくやしかったりすることも多かったんです。
とにかく毎日のことなので、ほとほと嫌になって、とても疲れていました。
1歳8ヶ月頃からやや落着きはじめる
昔あったアルカリ電池のCMのように「長時間動き回るロボット」を追い掛け回すような毎日が急にマシになりはじめたのは1才8ヶ月のはじめです。
まだ他の子のように「待って」や「こっちおいで」はできないけれど、お外でもだいぶ落ち着いて遊べるようになりました。(その証拠に子供もわたしも外で遊んでいる時に蚊に刺されるようになりました)
家でもレゴデュプロ(1才7ヶ月ごろから)でしか遊べなかったのが急にいろんなおもちゃで長く遊べるようになってきました。手をつないで散歩とか今でも走っていってしまうのでできませんが、最近は多動の傾向は発達の一段階だったみたい、と考えています。自閉症に当てはまる傾向も同じ頃から減ってきました。
実際に走り回っていたのは1才4ヶ月から1才8ヶ月の約4ヶ月間でした。(いちばん動きが激しかったのは1才半~1才7ヶ月までごろ)