ディズニーランドのレンタルベビーカーの使用感と注意点

はじめて子連れで東京ディズニーリゾートに出かけるときに、親としてとても悩むのがベビーカーじゃないでしょうか。

ディズニーランド自体には子供の頃から大人になるまで数え切れないほど何度も行っいて慣れていたのに、初めて赤ちゃん連れでディズニーランドに行く前には、わたしも前もってレンタルベビーカーを検索で探してみたり、レポや使用感を読んだりして、ベビーカーを持っていこうか、レンタルしようか、いろいろ悩んだものです。

ディズニーリゾートでレンタルベビーかを検討している方のために、ディズニーランドで実際にベビーカーをレンタルして使ってみた感想など、書いてみます。

わたしは子連れの時はディズニーシーではなく段差が少なくて小さな子供も楽しめるアトラクションが多いディズニーランドに行きます。

(注意:この記事を書いたときとディズニーランドのレンタルベビーカーは)

Contents

ベビーカーをレンタルできる子は

公式には「身長100cm、体重15㎏までで、一人座りができるお子様」がレンタルベビーカーを利用できます。年齢制限はなく、その体格内であれば確実にバギーに座れるので、体がちいさめのお子さんなら6歳でも7歳でもレンタルベビーカーを利用できることになります。

まだ座れない赤ちゃんの場合は、エルゴなどの抱っこ紐と、自前のベビーカーやバギーを持参することになります。赤ちゃんが乗れるほとんどのアトラクションでベビーカーは外に置いて子供は抱っこで乗るので、かなり大きな外国製のベビーカーでも行き帰りの車や電車の移動が問題なければディズニーランドでは園内ではそれほど邪魔に感じることはないかもしれません。お土産物を買うお店も普通のスーパーみたいに通路が狭くないですし。ただし乗り物に乗るときはアトラクションの外に置いていくこになるので、あまり高価なベビーカーは盗難が心配です。(誰かが盗んでも分かりません)

ディズニーランドでベビーカーをレンタルする場所

レンタルベビーカーを借りられる場所は、ディズニーランドに入園してすぐ、ワールドバザール手前で正面に向かってすぐ右に進んだところ。このマップではピンクの星印がついているところです。遠くないので方向さえ間違えなければすぐに見つかると思います。

借りる場所
引用: http://www.tokyodisneyresort.jp/service/detail/str_id:tdl_rental/

大人が複数で行くときは、手前にベンチがたくさんありますから、ベンチに座って赤ちゃん子供と待っている人と、ベビーカーを借りに行く人と二手に分かれると楽 です。開園時間すぐにベビーカーレンタルをする時は行列ができてすこし時間がかかることがあります。ディズニーランドの1日は長いですから体力は温存しましょう。レンタルベビーカーがなくなるかもしれない、という心配もあるかもしれませんが、ディズニーランドでレンタルベビーカーが出払ってしまって借りら れなかったという話は誰に聞いても、検索しても出てきませんでしたから、レンタルベビーカーの数は十分揃っているのだと思います。

ベビーカーのレンタル料金

ベビーカーのレンタル料金は1日700円。(2016年現在は1日1000円)当日一旦場外に出て、再入園する場合は再入園時にまた借りられるそうです。ベビーカーを駐車場まで持ち出すときは貸出し窓口まで申告してください、と公式に書いてありますがどこでそれを返却するのかは書いてありません。2015年秋からベビーカーはパーク内のみの利用と書かれています。ミッキーデザインなので盗難の心配をしているのかもしれません。こんな目立つベビーカー盗んでも使えないし小さいから使いにくいと思うのですが1000円なら持って帰りたくなる人もいるかもしれませんね。

うちは毎回かならず自分のベビーカーを持参、抱っこが必要な子にはエルゴも持参なので、レンタルベビーカーの利用は園内のみ。(ベビーカーが必要な子がふたりいる時期が長かったので。1台持参、1台レンタルでした。)駐車場までベビーカーを利用したことはありません。

ディズニーランドの新型レンタルベビーカー

2015年11月から東京ディズニーリゾートのレンタルベビーカーが新しくなりました。新型はミッキーマウスデザイン。もちろん、それに伴って値段も700円から1000円にぐぐっと値上がりしています。

ベビーカー(1人乗り):1,000円
※ベビーカー、電動カート、介助用電動車イスの利用はパーク内のみとなります。車イスをパーク外の駐車場まで持ち出される時には、貸出窓口にてご申告ください。
※状況により貸し出しができない場合があります。
※一度退園するために返却したレンタル品は、同日に限り再入園時に再貸し出しを受けることができます。

東京ディズニーリゾート新型ベビーカーミッキーマウス

東京ディズニーリゾート新型ベビーカーミッキーマウス

引用: http://www.tokyodisneyresort.jp/service/detail/str_id:tdl_rental/

新しいレンタルベビーカーが導入されてから行っていないのですが、公式で見る限り、見た目がミッキーマウスデザイン、というかミッキーマウスカラーになったという以外は典型的な日本のベビーカー。海外のがっしり頑丈なフレームと大型車輪に慣れているので、わたしは正直あまり好きなフレームではありません。

車輪も全てダブルで合計8つになってはいるものの、どれも小さい。シートのビニール素材も旧タイプと似たような物に見えます。しかも足を乗せるところはなんとパイプが1本だけ。荷物カゴは若干大きめになったようです。

このカラーやデザインはミッキーマウスファンにはたまらないのかもしれませんが、特にミッキーファンではない普通のおばさんで、実用性重視のわたし的には、レンタルだって安くないのだからもうすこししっかりした大型のバギーにしてもらいたかったな、なんて思います。

スポーツタイプの大型バギーを備えるアメリカのディズニーリゾートみたいにしろ、とは言いませんが、子供たちのための遊園地でこのバギーは正直かなり残念。まだ長距離を歩けない1歳~2歳ぐらいの子なんてほぼ1日中これに座っていることになるんですけどね。

というわけで東京ディズニーリゾートに新型のレンタルベビーカーが導入され1日1000円に値上がりして以降、さらに自分のベビーカー持参をおススメします。(盗難にだけはくれぐれもお気をつけて)

ベビーか自体をレンタルする場合でも、東京ディズニーランドのレインカバーは3500円ということです。それでもディズニーランドのが欲しい、という方以外は忘れずに持参しましょう。

以下は2015年秋までの旧レンタルベビーカーについてのレポになります。ご注意ください。

ディズニーランドのレンタルベビーカーは丈夫でシンプル。日よけもついていますがあまり大きくないので頭くらいしかカバーされません。雨の日にレンタルベビーカーを使ったことがないのですが、おそらく雨除けにもなりません。レインカバーはディズニーランド内で無地が2100円、ミッキー柄が2500円で販売されているそうです。(2015年秋からは3500円だそうです。いくらなんでもこれは高すぎ)小さい物ですから必要なら持参で行きましょう。似たようなB型ベビーカーのレインカバーであれば使えるはずです。

ディズニーランドレンタルベビーカー1 ディズニーランドレンタルベビーカー2
後ろにあるカゴにあるホルダーに子供の名前を記入した紙を入れます。

リクライニングは2段階(ノーマルポジションとフラット)ですが、まだ座れないような小さなねんねの赤ちゃんを寝かせるほどフルフラットにはなりません。

ベビーカー本体のシートはビニールっぽい通気性のない素材です。寒い時期以外では、赤ちゃんの肌がそのまま当たると汗をかいて不快だと思います。タオルやおおきめのガーゼを敷いてあげるとよいでしょう。

ディズニーランド内はどこも舗装がよいし、バリアフリーの設計になっているので、レンタルベビーカーを押して歩くのにストレスになることはありません。(ディズニーシーは段差が多く、スロープを使うと遠回りになって面倒です)

後ろのかごに飲み物などを入れることもできますが、あまりに重いもの(2Lペットボトルなど)を入れるとブレーキが押されて下りてしまうので、大きくて重いものはかごには入れられません。

レンタルベビーカーを使える年齢(月齢)と身長体重

ディズニーランドのレンタルベビーカーの使用対象は、「身長100cm、体重15㎏までで、一人座りができるお子様」と公式に書かれています。うちの子は105cmになった頃に限界を感じましたから、103cmくらいまでならだいじょうぶで、105cmになると本当にぎりぎり。それ以上は無理って感じでしょうか。そのへんは足の長さや横幅などで個人差が出ると思います。

一人座りができるお子様とあるので、赤ちゃんの平均的な成長からいくと、生後半年までの赤ちゃんにレンタルベビーカーを使うのは本当に無理と考えてよいと思います。

わたしの個人的な印象では本当に自分でしっかりお座りできるくらいの月齢(個人差があるので生後7ヶ月~生後10ヶ月くらい?)からが適当ではないかと。1日中座っていることになりますから、月齢の小さな赤ちゃんに無理をしてレンタルベビーカーを使用するのは体に負担になると思います。

生後5ヶ月前後でお座りが安定しない赤ちゃんには、可能なら抱っこ紐か、自前のベビーカーを持っていってあげるほうが赤ちゃんの体にはベターな気がします。

レンタルかベビーカー持参で行くか

子供がまた生後半年くらいでお座りができないなら、ディズニーランドではレンタルベビーカーという選択がないので、ベビーカーを使いたければ持参するしかありません。だからある意味それほど迷いません。迷うのは3歳~5歳くらいの普段はベビーカーに乗らないで歩けるような子の場合ではないでしょうか。

行きはベビーカーに乗らないで行っても、ディズニーランドに入園してからベビーカーをレンタルすることもできます。疲れて歩かなくなるまでは歩き、疲れてきたらベビーカーをレンタルするというのもありです。

ディズニーランドは自前のバギー?

でも、よほど元気に1日中あるけるお子さんでも、体格的にまだ自前のベビーカーに乗れる年齢、5歳くらいまではディズニーランドに行く場合ベビーカーは持参で行くのがよいのではないかと思います。普段はベビーカーに乗らないような4歳や5歳の子供でも、ディズニーランドに行くと帰りは疲れてぐっすり寝てしまうことが多いです。パパが一緒でも5歳以上の子をおぶって長距離を歩くのは大変だし、子連れだと荷物もあったり、他にも子供がいたりするとさらに辛いです。駐車場の車までの道や、電車での帰りに寝てしまった子を乗せて自宅やホテルまで帰れるのは助かります。

小学生くらいになるまでは、帰り道は寝るかもしれないということを想定しておいたほうが無難です。幼稚園の年中さんくらいになると、ベビーカーを処分してしまうことが多いと思いますが、ベビーカーがまだあれば絶対に夜まで自分で歩けるからベビーカーは必要ない、という年齢になるまで、ベビーカー持参で行くのが大人も子供も楽だと思います。