赤ちゃん子供にカモフラ柄は・・・よく考えましょう

今シーズンのユニクロキッズとユニクロベビーにカモフラ柄がやたらと目に付きます。ベビーのカバーオールは色がブルーでさすがにちょっとソフトな感じにはなっていますが、それ以外はもろミリタリーっぽいです。

このカモフラ柄が「流行」なんだそうですけど、流行らせたがっているのは誰なんでしょうね。戦争法案反対のデモとか徴兵制の話なんかで騒がしいのでシャレにならない感が漂う気がするのはわたしだけでしょうか。ミリタリー=かっこいい、って誰かが刷り込もうとしている気がしてカモフラ柄に今までにない嫌悪感がわきます。

それでなくともヨーロッパなど海外に行く時は迷彩柄(カモフラ柄)って避けたほうがいいんですよ。実際に日本でカモフラ柄が流行っている時でもヨーロッパでは見かけません。本当の兵隊さん以外、普通の人は着ていないし持ってない。豹柄とかゼブラ柄なんかと違ってカモフラ柄はファッションとして日本ほど一般に受け入れられていないんです。

実際ヨーロッパ発のH&Mではウェブ上の今シーズンのラインナップを調べてもカモフラ柄はキッズ、ベビーとも一点もありません。それに比べて日本発のユニクロ。いまキッズとベビーでわたしがざっと見ただけでこの充実ぶり。

引用元 http://www.uniqlo.com/jp/

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ユニクロって最近海外進出も熱心みたいですけど、海外ではラインナップ変えているんでしょうか。海外に行ってまでユニクロの商品を調べようとは思いませんけど、こんな感じで海外でもカモフラ柄の子供服並べていたら『日本人ってやっぱ戦争イケイケなんだ』と思われそうでちょっと嫌です。

カモフラ柄で自分の考え方とか政治的立場を表現したくて選ぶ大人ならともかく、そんな考えもない赤ちゃんや幼い子供にカモフラ柄を着せることの意味を考えてあげてほしいです。子供に兵隊になってもらいたい親っているでしょうか。地球上にはこれを着て殺したり殺されたりしている世界があるのです。そんな世界を経験した人、少しでも知っている人、想像できる人にとって”カモフラ柄”は”ミリタリー・カモフラージュ”。戦争をする、殺し合いをする兵士たちの服の柄です。

カモフラ柄だけあって見えない

小さな子供にカモフラ柄を着せていると、山や公園などでは、子供が非常に見えにくい、ということがあります。背景の色と、服の色の具合もありますが、公園などでちょっと目を離した隙に見えなくなった、植え込みの中に入ってしまった、林の中で見失った、いろんなケースが考えられます。

視認性という点だけを考えると、子供には、どちらかというと赤や黄などのはっきりした色を着せたほうが目立ちます。ネオンカラーのオレンジがついている服とかは、一部だけでも遠目にもとても目だってさすが(?)、と思いました。