VERY妻の離婚とか、VERY妻の勝ち組負け組とか

雑誌VERYとその読者について書かれた記事が去年くらいからよく目につくようになったのは偶然でしょうか。それとも露出が増えているんでしょうか。VERY公式のtwitterが妊婦侮辱発言で炎上したのももう1年以上前なんですね。

わたしがVERYをはじめて読んだのは、上の子ちゃんが生まれてすぐの頃に、子供のいない友達から間違って買っちゃって・・・とお土産に渡されたときです。

30代の裕福なママを対象にした雑誌なんだそうで、収入はともかく年だけは対象年齢だったわたしですが、内容にびっくりしたのを覚えています。それ以降は怖いもの見たさ的な感じで美容院とか待合室で気が向いたら見ます。

でもVERYは自分で買う気にはなりません。紙もお金も勿体無いし、そんなに読みたければ近所の図書館で読めるし(読まないけど)、重過ぎだし、何度も読みたい雑誌じゃないから。雑誌って買うとすぐに捨てるのは勿体ないので場所とるし、ゴミに出すのも面倒だから。

このVERYがなんと35万部売れているそうです。気が遠くなる数ですね。図書館とかヘアサロンや病院やエステなんかで買わずに読む人も多いだろうから実際どのくらいの人に読まれているんでしょうね。

日本雑誌協会が公開しているデータでは
女性 > ライフデザイン > 女性ミドルエイジ誌 > 30代ファッション
2014年1月~2014年3月 VERY 光文社 印刷証明付き発行部数 338,400

ネタと突っ込みどころ満載な気がする雑誌なのに、対象年齢が近いのと子育て中ってことで、VERYの表紙を見ると読んでみたくなります。井川遥さんも他のモデルさんも美人で素敵だと思います。このへんさすがです。

でもわたしは720円をケチるところでダメそうです。貧乏じゃないけど余ってるお金もないから無駄使いは大キライ。お金持ちはうらやましいと思うけど、セレブ的生活に憧れる気持ちはないし、おしゃれではいたいと思うけどネイルとかブランド服とか興味ない。

40代に入っちゃったけど、まだ一応VERY対象世代の気でいるので、VERY読者について書かれた記事は気になります(思う壺?)。目に付いた日刊SPA!がVERY妻(雑誌VERYに憧れる妻だそうです)について書いていた記事を読みました。

カネ食い主婦!? 『VERY妻』たちの実態

http://nikkan-spa.jp/651483

あなたは、奥さんの愛読誌を知っているだろうか? リビングルームの片隅に積み上げられたバックナンバーを確認してみてほしい。表紙では井川遥が微笑ん でおり、手に取って見ればその殺人的な重さに腰を抜かす……それこそは昨今、日本中の主婦から“教典”として崇められる『VERY』である。(続く)

↑すこし前のこの記事。教典として崇めてる人に会って話を聞いてみたいかも。日本中の主婦ってことはあなたもわたしもみんなVERY教徒?そんなわけないって。

そしてこれは↓けっこう最近。

今どき主婦たちの「勝ち組/負け組」の基準

http://nikkan-spa.jp/657659

【VERY妻の[勝ち組]】
●子供:男の子&女の子
●夫の勤務先:官僚、大手商社、都銀、医者など
●仕事:自己表現のための趣味的な仕事(サロネーゼなど)
●住まい:都心のタワーマンションor郊外の洋風一軒家
●旅行先:ハワイ

【VERY妻の[負け組]】
●子供:子なし
●夫の勤務先:中小企業、自営業
●仕事:生活のための労働
●住まい:23区辺境のマンション
●旅行先:国内

VERYもネタなら日刊SPA!もさらにネタ。ネタ対ネタで面白いけどもう訳が分からない。それにしても日刊SPA!にはVERYに揺れる女心は全く分かってませんね。たぶんオジサン的に面白いんでしょう。

このまとめだとVERY妻の勝ち負けはすべてご主人の収入に依存してます。「この余裕のない生活はあんたのせいよ!」ってことでまとめたいみたいです。子供がいないとそもそもVERY妻じゃない気がします。職業もテキトーだし若干ピントがずれてます。でもおじさんが読む日刊SPA!ですから。今日も「スマホアプリで人妻と出会うのは意外なほど簡単だった」とか出てますし。30代主婦の欲望を煽る雑誌と、オジサンの欲望を煽る雑誌。それにしても離婚しそうなVERY妻(VERYに出てる人もVERY妻?)、堂珍敦子さんの今後の展開はちょっと気になります。

去年VERYに掲載されたという内田樹さんと高橋源一郎さん、西原理恵子さんと桐野夏生さんの対談の記事が読んでみたいな。内田樹さん好きですけど、すごい違和感。これを誌上でやるVERYは確かにすごいですね。

結局この手の雑誌ってじっくり読むと自分に自信が無くなって、服や化粧品買ったり、ダイエットしたり、脱毛とかレーザー治療行くように出来てるものだと思うし。コンプレックスを煽るのは消費させるための王道。ファッション誌でも子育て雑誌でも同じですね。真面目にじっくり読んだらどんどん不安になるようにできてます。

ファッション誌はヘアサロンでとりあえずパラパラ見るもの。自分の時間に選んで見るなら、おしゃれで素敵な子育てをしているブロガーさんが今の世の中こんなに沢山いるから、好きなブログを読むほうが雑誌を読むよりわたしは楽しいです。

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